決勝レース:500戦目の勝者はエネア・バスティアニーニ!

アレックス・リンス&ジャック・ミラー表彰台、マルク・マルケスが18人抜き

 

第4戦アメリカズGP決勝レース(周回数20ラップ)は10日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、5番グリッドのエネア・バスティアニーニが開幕戦カタールGPに続き2勝目を挙げ、国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会、ドルナスポーツのコラボ開始から通算500戦目のマイルストーンで歴史的な優勝を飾った。

ドゥカティ5機がトップ10入り
気温26度、路面温度37度のドライコンディション。強い風が吹き抜ける中、2列目からスタートしたエネア・バスティアニーニは1ラップ目に3番手、12ラップ目に2番手に浮上。14ラップ目にはファステストラップを刻むと16ラップ目にトップに飛び出し、フィニッシュラインに向けて快走した。

2番グリッドのジャック・ミラーはホールショットを決め、レースの主導権を握り、2.312秒差の3位。3番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは6.045秒差の5位。ポールポジションのホルヘ・マルティンは8.441秒差の8位。4番グリッドのヨハン・ザルコは12.642秒差の9位。11番グリッドのルカ・マリーニは17位。

スズキ通算500度目の表彰台
7番グリッドのアレックス・リンスは、ドゥカティ勢を追走。1人ずつ抜くと最終ラップの19コーナー、ラスト2コーナーで2番手に浮上。2.058秒差の2位、2戦連続の表彰台を獲得してスズキに通算500度目の表彰台をもたらし、8番グリッドのジョアン・ミルは3.975秒差でチェッカーフラッグを受け、2戦連続の4位。

ファビオ・クアルタラロ7位
6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、6ラップ目に8番手に後退したが、6.760秒差の7位。15番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは15位。19番グリッドのフランコ・モルビデリは15番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを超えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて16位。

マルク・マルケスが驚異の18人抜き
9番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで最後尾の24番手まで後退したが、1ラップ目に6人を抜いて4.387秒差の18番手、2ラップ目に16番手、3ラップ目の14番手、5ラップ目の12番手、7ラップ目に10番手、14ラップ目に7番手、17ラップ目には6番手まで挽回し、18人を抜いて6.617秒差の6位でゴール。

12番グリッドのポル・エスパルガロは17.961秒差の13位。10番グリッドの中上貴晶は18.770秒差の14位。23番グリッドのアレックス・マルケスは、16番手走行中の6ラップ目11コーナーで週末2度目、今季6度目の転倒を喫し、開幕戦以来今季2度目の転倒リタイア。

アプリリアは10位と11位
ウォームアップ走行で1番手に進出した14番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、最終ラップにチームメイトを抜いて12.642秒差の10位。13番グリッドのアレイシ・エスパルガロは12.947秒差の11位。

KTM、困難な週末を12位でまとめる
17番グリッドのブラッド・ビンダーは13.376秒差の12位。20番グリッドのミゲール・オリベイラは32.002秒差の18位。

16番グリッドのマルコ・ベツェッキは、20番手走行中の2ラップ目15コーナーで今季5度目の転倒を喫し、レースに戻ったが技術的な問題が発生したことから開幕戦以来2度目のリタイア。

16番グリッドのマルコ・ベツェッキは、20番手走行中の2ラップ目15コーナーで今季5度目の転倒を喫し、レースに戻ったが技術的な問題が発生したことから開幕戦以来2度目のリタイア。

チャンピオンシップ
総合3位のエネア・バスティアニーニは25ポイントを加算して、ポイントリーダーに返り咲けば、総合4位のアレックス・リンスは5ポイント差の2位に浮上。ポイントリーダーのアレイシ・エスパルガロは5ポイントを加算したが、11ポイント差の総合3位に後退。

ポルトガルGP
次戦はヨーロッパラウンドの緒戦となる第5戦ポルトガルGPアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェことポルティマオ・サーキットで2週間後の4月24日に決勝レースが開催される。

RESULTS

 

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