「今シーズンは、今年末に契約が終了するライダーが多いシーズンです。我々のライダーたちも含まれています。既に数人のライダーたちが契約を締結したことを把握していますが、市場は大きく開かれています。シーズンが始まる前から我々のライダーたちを幸せに思い、今では序盤数戦の結果を確認することができ、彼らに大変嬉しく思います。」
「今シーズンは、今年末に契約が終了するライダーが多いシーズンです。我々のライダーたちも含まれています。既に数人のライダーたちが契約を締結したことを把握していますが、市場は大きく開かれています。シーズンが始まる前から我々のライダーたちを幸せに思い、今では序盤数戦の結果を確認することができ、彼らに大変嬉しく思います。」
「我々の意図は、2人との契約を更新することであり、近々に彼らのマネージャーたちと交渉を開始します。以前は、全てのライダーたちとシーズンの遅い時期に契約を結びました。今日は、トランスファーウインドウ、またはライダーマーケットがかなり早い時期に開きます。正直なところ、ライダーとチームにとっては、良いことだと思いません」と来季以降も2人を維持する意向を説明。
2戦連続の表彰台獲得で総合2位に進出する26歳のスペイン人ライダー、アレックス・リンスは、第5戦ポルトガルGP開催前のプレスカンファレンスに出席した際に、スズキとの契約に関して発言。
「まだ交渉は始まっていない。リビオ・スッポと日本人たちが僕と続けたいと言ってくれたから、僕は落ち着いている。彼らは僕を落ち着かせてくれた。それは良いこと。そのおかげで、良い形で走ることができる。僕のマネージャーが今後のレースで契約の延長に関して話し合いを始めるだろう」と説明。契約を更新する意志があることを改めて語った。
2戦連続の4位で総合4位に位置する24歳のスペイン人ライダー、ジョアン・ミルも開催前日に「現時点であまり話すことができない。数ヶ月前と同じ立場であり、何かニュースがあることを望む。見てみよう」と状況を説明。
プロジェクトリーダーの佐原伸一は、今年最初のオフィシャルテスト前日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催したチーム発表会の際に、2017年から起用するリンスと2019年から起用するミルを継続起用する意向を示し、交渉を開始する前に開発に専念し、戦闘力の高い『GSX-RR』を提供するために準備に集中すると説明。2人のレギュラーライダーたちは、プレシーズンから確かな手応えを得ると、序盤4戦を通じて、右肩上がりに成績を向上させた。
シルバン・ギュントーリ
リビオ・スッポは、テストライダーのシルバン・ギュントーリをスズキのホームグランプリとなる第17戦日本GPで起用することを説明。
「我々はシルバンをトラックで走らせることを好みます。グレートなライダーであり、世界耐久選手権では素晴らしいことを成し遂げ、ルマン24時間では2度目の勝利を達成しました。彼と彼のスズキのチームメイトを祝福したいです。彼は我々のテストライダーとして素晴らしい仕事をしており、テストチームの拠点をヨーロッパに置くことは非常に重要です。彼がもてぎで走ることを嬉しく思い、彼に会えることを楽しみにしています。」
ライダー市場
4月22日の時点で、来季の所属先が決定しているのは、マルク・マルケス、ブラッド・ビンダー、フランコ・モルビデリ、フランチェスコ・バグナイアの4人。多くのライダーたちが今年末で契約が終了することから、ヨーロッパラウンドの幕開けと同時にライダー市場も本格的に動き出す。
ポル・エスパルガロ
ヨーロッパラウンドの緒戦を前日に控えたポル・エスパルガロは、スペインで生中継を配信する『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに対して、「結果を獲得しなければいけない。結果が更新の扉を開くことになるだろう」と継続参戦に向けて、結果を追求することを宣言。
レプソル・ホンダ・チームのチームマネージャー、アルベルト・プーチは「我々は通常、6月まで決断を下しません。我々は可能性を確認する必要があり、それに取り組んでいるところです。重要なことはレースが続き、決断するときに決断します」と説明した。
アレイシ・エスパルガロ
第3戦アルゼンチンGPでキャリア初優勝を挙げ、アプリリアに初優勝をもたらしたアレイシ・エスパルガロは、前戦アメリカズGP終了後、アプリリアとパーソナルマネージャーの最初の接触に失望したことを明かし、2週間後、改めて残留の意向を表明。
「欺くつもりはない。現在所属するところから続けたいけど、現時点で何もニュースはない。何もないから、もう少し上手くやらなければならない。」
「当然、じっとしていることはできない。あと2年走りたい。それはハッキリしている。アプリリアでキャリアを終わらせたいけど、まだ何もないから、動かなければいけない。市場は動く。明らかに、最初に動かなければいけないのはファビオ・クアルタラロ。彼が動いたとき、次のパズルのピースが動く。全てが少し動くだろう。確かに、それは興味深いことだ」と、噂された日本のメーカーと接触したことを示唆。
ファビオ・クアルタラロ
現王者として最も注目を集める中、第4戦アメリカズGP後、フランスの首都パリで開催されたフランスGPの開催発表会に出席した際に「全てが可能だと言うつもりはないけど、市場を検証する必要がある。もちろん、僕のパーソナルマネージャーが協議したことを良く知っている。将来に関して決断を下さなければいけないと感じたときに、彼と話し合うだろう。それがいつなのか、いつ決断するのか分からない。正直、全然分からない。正直なところ、どこに行くのかさえ分からない。」
「今のところ、頭の中にあるのは1つのことだけ。それは、今シーズン最善を尽くすということ。当然、将来のことを決断しなければいけない。それがいつになるのか分からない。夏前になると思う」と来季の去就が現時点で優先事項でないことを明かした。