第6戦スペインGPのプレスカンファレンスは28日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトのプレスカンファレンスルームで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(スズキ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、マルク・マルケス(ホンダ)が出席。
ファビオ・クアルタラロ
「初優勝は重要な瞬間だった。僕たちのベースは昨年と非常に似ていることから、ドライコンディションのセッションがあまりなかったことは、僕たちにとって良かった。直ぐに速く走ることができ、レースでは3ラップ目に39.4秒を刻んだことが非常に重要だった。当然、厳しいシーズンスタートの後で、優勝に向けてファイトすることは最高。連戦になることは、さらに良い。僕のお気に入りのトラックの1つだ。」
「昨年の仕返しはない。基本的にバイクに問題はなかった。僕の方の問題(腕上がり症状)。今年は準備が整って到着したと言えるだろう。昨年の手術は完璧だっから、スーパーに速く走ることができると感じているけど、普通の週末の仕事が必要。優勝争いの可能性があると感じるけど、段階的に進まなければいけない。まずは金曜。スピードを確認しよう。」
「テストでは馬力を期待する。正直なところ、バイクにとても良い感じがあり、常にもう少しを見つけることができるけど、最も重要なことは馬力を見つけること。テストに関しては、話題に挙げていないけど、1つのスイングアームと幾つかの電子制御をテストすると思う。」
アレックス・リンス
「確かにポジションを挽回することは、それほど簡単ではなかった。外側に位置を取り、多くのポジションを挽回できたことは幸運だった。リスクを冒した。通常は1コーナーで数人がワイドになるけど、誰もはらまなかったのは幸運だった。外側の走行ラインを維持することができ、次のコーナーに向けてブレーキを少し放し、良いポジションに位置することができた。結果は僕に大きな自信を与えてくれる。ヘレスは大好きなトラック。昨年は6コーナーで転んでしまい、1つのウイングを失ってしまったけど、ペースは悪くなかったから、今週末に何ができるのか見てみよう。先週末と同じようにトライしよう。」
「ファンが戻って来ることはナイス。昨日、サーキットの周辺をサイクリングしていたら、バイクやキャンピングカーで来ていたファンが騒いでいた。これは最高に良いこと。多くのライダーたちが速く走るトラックであり、スペインでの1戦目だから、難しくなるだろう。それに今年のレベルは高い。110%でトライしよう。」
「テストすることはあまり多くない。幾つかの電子制御とサスペンションのセッティング。今週末に集中しているから、正確には分からない。今の僕たちに助けてくれる何かがあれば、明日にでも試したいから、今はできれば知りたくない。」
アレイシ・エスパルガロ
「序盤5戦で66ポイントを稼いだことは気分が良い。今シーズンを楽しんでいる。プレシーズンのときから、バイクに良い感じがあり、このレベルに到達できるとは想像しがたいことだけど、トラックに飛び出す度に仕事を楽しんでいる。幾つかの分野の改善が必要だけど、全体的に満足。明日のフリー走行1でトラックに出て、バイクがどのように反応するのかを確認したい。待ち切れない。昨年は非常に良かった。表彰台と勝利に非常に近かった。今年型が非常に良く、さらに戦闘力が高いことを期待する。」
「今年はものごとが大幅に変わったけど、グリッド上の残りのライダーたちも変わった。レベルは非常に高く、このカテゴリーがどれほど厳しいかを知っている。昨年のフリー走行3では、15人がコンマ3、4秒差だったことを憶えている。難しいだろう。フリー走行1から集中することが非常に重要だ。トップ10に進出するためのシステムでは、全てのセッションが重要だと理解している。明日の朝、1ラップ目から楽しんで、日曜に向けてどれだけ準備ができるのか見てみよう。」
「試すことが沢山ある。正直なところ、十分な時間があるかどうか分からない。エンジニアたちにとって、全てが単なるアクションであり、100ラップを周回することができるけど、僕たちはマシンではない。ロレンソォ・サバドーリはポルティマオに続き、ヘレスでもレースをする。彼のバイクはかなり違うから、彼が全てを試し、興味を感じ、月曜に僕たちが試せることを願うけど、非常に優れているバイクのベースを失わないことが重要。改善を試すことは良いこと。常に改善の余地があるけど、非常に注意する必要がある。」
マルク・マルケス
「ポルティマオでは遠かった。あまりにも遠すぎた。6位というポジションを見れば、悪くないと考えるけど、優勝、表彰台から離されすぎた。レースで苦しんだけど、ヘレスでもっと速くなるための手段を見つけよう。もちろん、テストに向けた幾つかのアイデアがある。それはバイクだけでなく、僕自身にも。改善を続けることが必要で、それに向けて取り組んでいる。フリー走行1でどのように始まるのかを確認して、そこから、今週末のパフォーマンスを理解し始めよう。」
「確かに、マレーシアとカタールで確認したように、バイクは大きなトラックで非常に上手く機能するけど、小さなトラックに到着すると、短時間で曲がる必要がある。そこでものすごく苦しむ。もう少し理解する必要がある。解決策が近いのか遠いのか解らない。可能性はあると思うけど、その可能性から利益を引き出す手段を見つける必要がある。」
「僕たちは異なる状況にあり、月曜のテストは明日から始まる。明日幾つかのことを試し始める。新しいアイテムではない。グッドなベースがあるとき、どこでも速く走ることができる。僕たちが働かなければいけないところはそこ。最初に快適さを感じるベースを見つけること。そこから、新しいことを試し始めることができる。」
オフィシャルウェブでは、第6戦スペインGPのフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継配信。各セッション後には、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能な見逃し配信のオンデマンドを提供