KTMのモータースポーツディレクターは、第8戦イタリアGPフリー走行2のセッション中に国際中継のピットレーンインタビューに応え、将来の去就に注目が集まるミゲール・オリベイラの去就に関して状況を説明。継続起用の可能性を明確に示した。
「社内で協議しましたが、テック3からの確認はありません。ミゲールには、我々が複数のライダーたちと話し合っていることを伝えました。我々はオープンでありたいと思っています。近日中に、誰がどこに行くのかを決断します。」
「彼がテック3に移行する可能性は存在します。それが彼に伝えた全てであり、そのことを認識するように言いました。彼が残留しなければいけないことから、留めるためのオプションを使用したくないですが、この情報を伝えたかったです。我々はオファーを提示すると明確に伝えましたが、4シートのうち1シートはオープンにしなければいけません。」
「彼はこの情報に全く喜びませんでした。その一方で、KTMに残りたいと言ってくれ、本当に良い反応を得ましたので、彼はこれからもKTMのライダーです」と、継続起用することを方向で作業を進めていることを説明。
初日終了後、インタビュールームを訪れたミゲール・オリベイラは、「正直に言うと、まだオープン。」
「そのポジション(サテライトチーム)を提供されたのは事実だけど、現状は幾つかのオプションを分析しているところで、まだ全てがオープン。できれば、来週または2週間以内には結論を出すことができるだろう」と答えた後、KTMのどのチームなのか、KTMに残留するのかについては、明確な返答を回避した。
KTMは、昨年6月1日にブラッド・ビンダーとの間で2024年末までの契約を締結。ミゲール・オリベイラとは、2年契約が今年末で終了。中量級から昇格してきたレミー・ガードナーとラウール・フェルナンデェスとは、延長のオプションを含む2022年末までの1年契約を締結していることから、3人の継続起用を検討。一方で、複数のライダーたちと接触している。