ミゲール・オリベイラ、古巣復帰を拒否

プレミアクラス4勝、通算16勝を挙げた27歳ポルトガル人ライダーの去就に注目

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングミゲール・オリベイラは、15番グリッドから9位でフィニッシュした第8戦イタリアGPの決勝レース後、注目される来季の就任先に関して言及。可能性のある古巣テック3・KTM・ファクトリー・レーシングの復帰を断ったことを明かした。

KTMのモータースポーツディレクター、ピット・バイラ-は、フリー走行2のセッション中に国際中継のピットレーンインタビューに応え、「社内で協議しましたが、テック3からの確認はありません。ミゲールには、我々が複数のライダーたちと話し合っていることを伝えました。我々はオープンでありたいと思っています。近日中に、誰がどこに行くのかを決断します。」

「彼がテック3に移行する可能性は存在します。それが彼に伝えた全てであり、そのことを認識するように言いました。彼が残留しなければいけないことから、留めるためのオプションを使用したくないですが、この情報を伝えたかったです。我々はオファーを提示すると明確に伝えましたが、4シートのうち1シートはオープンにしなければいけません。」

「彼はこの情報に全く喜びませんでした。その一方で、KTMに残りたいと言ってくれ、本当に良い反応を得ましたので、彼はこれからもKTMのライダーです」と、継続起用することを方向で作業を進めていることを説明。

ミゲール・オリベイラは初日終了後、「正直に言うと、まだオープン。そのポジション(サテライトチーム)を提供されたのは事実だけど、現状は幾つかのオプションを分析しているところで、まだ全てがオープン。できれば、来週または2週間以内には結論を出すことができるだろう」と、KTMに残留するのかについては明確な返答を回避したが、決勝レース後には、他のメーカーに移籍する可能性を示唆。

「KTM以外のオプションを検討している。テック3のスポットを受け入れず、ファクトリーのシートが欲しいと経営陣に伝えた。これは可能ではない。確かに他のオプションを考慮に入れる。現時点で、これ以上に付け加えることはない。」

「(テック3復帰は)絶対にない。まだ利用可能な幾つかの仕事があるから、心配していない」と説明。

ピット・バイラ-は、ジャック・ミラーポル・エスパルガロアレックス・リンスと接触があることを認めた一方で、オリベイラのパーソナルマネージャーである父親も将来の可能性を模索するために、複数のメーカーと接触。

第8戦イタリアGPの開催前までに来季以降の契約を締結しているのは、HRCマルク・マルケスKTMブラッド・ビンダーヤマハフランコ・モルビデリドゥカティフランコ・モルビデリの4人。

第8戦イタリアGPの週末には、アプリリア・レーシングアレイシ・エスパルガロマーベリック・ビニャーレスの継続起用を発表。ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター兼チームプリンシパルのリン・ジャービスは、ファビオ・クアルタラロとの契約更新が近いことを明かし、フランコ・モルビデリの継続起用を確認。

5月31日に生中継されたオフィシャルポッドキャスト『LAST ON THE BRAKES(ラスト・オン・ザ・ブレーキ)』の招待を受けた『Mooney VR46 Racing Team(ムーニー・VR46・レーシング・チーム)』のチームマネージャー、パブロ・ニエトは、ルカ・マリーニマルコ・ベツェッキの継続起用を明言。中量級のポイントリーダー、チェレスティーノ・ヴィエッティの将来に関しては、近々に検討することを明かした。

Miguel Oliveira, Red Bull KTM Factory Racing, SHARK Grand Prix de France

 

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