決勝レース:王者の貫禄!ファビオ・クアルタラロが優勝

スタート直後に3人が激突し8人がリタイア。プラマックの両雄がダブルポディウム

 

第9戦カタルーニャGP決勝レース(周回数24ラップ)は5日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、3番グリッドのファビオ・クアルタラロがホールショットを決めた後、オープニングラップから主導権を握り、第5戦ポルトガルGP以来今季2勝目、プレミアクラスで10勝目を挙げた。

5戦連続の表彰台逃す
気温30度、路面温度55度のドライコンディションの中、キャリア通算290戦を迎えたポールポジションのアレイシ・エスパルガロは、17度目のホームレースでベストリザルトを獲得する直前だったが、周回数を間違える失態を犯し、2番手から14.395秒差の5位に後退。ウォームアップ走行で1番手に進出した8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは15.975秒差の7位に入り、今季のベストリザルトタイを獲得。

プラマック・レーシングがダブルポディウム
6番グリッドのホルヘ・マルティンは6.473秒差の2位。6戦ぶり2度目の表彰台を獲得すれば、4番グリッドのヨハン・ザルコは8.385秒差の3位に入り、4戦ぶり3度目の表彰台を獲得し、プリマ・プラマック・レーシングが昨年4月の第2戦ドーハGP以来25戦ぶりにダブルポディウムを獲得。

9番グリッドのルカ・マリーニは2戦連続の6位。11番グリッドのジャック・ミラーは14位。22番グリッドのミケーレ・ピロは16位。

KTM4機が今季初めてポイント圏内に進出
15番グリッドのブラッド・ビンダーは21.436秒差の8位。16番グリッドのミゲール・オリベイラは9位。20番グリッドのレミー・ガードナーは自己最高位の11位。24番グリッドのラウール・フェルナンデェスは9戦目で初めてのポイント圏内となる15位。4機がポイント圏内に進出したのは、昨年9月の第13戦アラゴンGP以来14戦ぶり。

17番グリッドのジョアン・ミルは11.481秒差の4位。今季のベストリザルトタイでフィニッシュすれば、23番グリッドのダーリン・ビンダーは、3年前にキャリアで唯一の優勝を挙げた当地で、ドライコンディションでのベストリザルトとなる12位。18番グリッドのフランコ・モルビデリは13位。

ホンダ勢最高位は10位
25番グリッドのアレックス・マルケスは30.460秒差の10位。10番グリッドのポル・エスパルガロは17位完走。

スタート直後の多重クラッシュ
12番グリッドの中上貴晶は、スタート直後の1コーナーでフロントから今季3度目の転倒。前に位置していた2番グリッドのフランチェスコ・バグナイア、外側に位置していた7番グリッドのアレックス・リンスと激突したことで3人が転倒リタイア。

グレシーニ・レーシングの両雄が8ラップ目に連続転倒
14番グリッドのエネア・バスティアニーニは、7番手走行中の8ラップ目5コーナーで今季12度目の転倒。5番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、10番手走行中の8ラップ目13コーナーで今季5度目の転倒。

13番グリッドのマルコ・ベツェッキは、13番手走行中の6ラップ目10コーナーで今季12度目の転倒。19番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、17ラップ後にリタイア。21番グリッドのステファン・ブラドルは、1ラップ目の10コーナーで週末2度目、今季2度目の転倒を喫した。

チャンピオンシップ
ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロは、25ポイントを加算。総合2位アレイシ・エスパルガロは、11ポイントを加算したが、8ポイント差から22ポイント差にギャップが広がった。

RESULTAS

 

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