プレスカンファレンス~ターニングポイントを求めて

タイトル争いを展開するクアルタラロ、エスパルガロ兄、バグナイア、来季の所属先を発表したミラーが共同会見に出席

 

第10戦ドイツGPプレスカンファレンスは16日、ザクセンリンクのプレスカンファレンスルームで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、フランチェスコ・バグナイア(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が出席。

ファビオ・クアルタラロ
「特にムジェロとバルセロナは最高だった。バルセロナでは週末を通じてグレートなペースがあり、ムジェロは週末を通じて良い感じがなかったけど、決勝レースだけは本当にグレートなレースをすることができた。昨年のザクセンリンクは、物凄く良くて表彰台を獲得した。アッセンは本当に素晴らしいトラックだから、モチベーションは非常に高い。上手くやりたい。」

「ザクセンリンクは本当に短いトラック。ここでのレースは、シーズンで最も長いレースの1つ。15ラップの周回を完了しても、あと15ラップも残っている。メンタル的に非常に長い。常に左に曲がっていて、まるで2時間のレースのように感じるけど、誰もが同じ条件。このトラックは非常に長いから精神的にタフだ。」

「基本的に今年のオースティンでは...特にカタールとアルゼンチンでは、不満が多すぎて、頭の中は常にトップスピードが他よりも遅いということでいっぱいだったけど、オースティンで、一年間同じバイクで走るのだから、そのバイクで全力を尽くそうと決め、そのメンタルを断ち切った。根本的に昨年と非常に似ている。本当に素晴らしいレースをすることができた。オースティンでのメンタルステップは、モチベーションを高めるということではなく、集中力を高めるということだったと思う。ポルティマオ以降、常にトップ5でフィニッシュした。あまり幸せではない幾つかのレースを除けば、素晴らしい前半戦だったと思う。」

アレイシ・エスパルガロ
「バイクに乗ったら、バルセロナのことを直ぐに忘れよう。しかし、今回は忘れることに苦労した。日曜の夜は眠ることができず、月曜のテストは非常に難しかった。火曜と水曜は一番好きなことである自転車トレーニングに取り組んだけど、自分自身に腹を立てることが収まらなかった。ミスの考えることを止められなかった。それは単なる人としてのミスであり、起こってしまうことで、忘れることができるけど、忘れられなかった。何度も何度も繰り返し思い浮かべ、自分自身に腹を立てていたから、息子たちと一緒にユーロディズニーに行くことを決めた。2日間はトレーニングもせず、ダイエットも忘れ、楽しんだ。それは本当に上手く行った。バルセロナで起こったことを断ち切り、忘れた。それは馬鹿げたミスだったけど、タイトル争いをするときは、全てが大きくなってしまう。ドイツで幾つかのポイントを稼ぎたい。」

「ドイツは、常にアプリリアと僕にとってグッドなトラック。この2~3年は戦闘力が高かった。昨年は予選で速く、レース序盤はマルク・マルケスとファイトしたけど、雨が降り出したときに、大きくタイムロスしてしまった。結局、表彰台から2秒遅れだから、それほど悪くなかった。今年のバイクと共にグッドな週末になると信じている。フリー走行1から良い仕事をしよう。予選を楽しみ、脳のスイッチを切って、速いラップをして、表彰台に向けてトライしよう。」

「これからの2レースは非常に重要だと感じる。総合3位から30ポイント以上のギャップがあり、ファビオ・クアルタラロとは22ポイント差。サマーブレイク前にグッドなポイントを稼ぎたい。ここまでの10レースは夢のようだった。ザクセンリンクとアッセンで表彰台争いにトライしよう。とにかく、僕にはグッドなバケーションが相応しいと思う。」

フランチェスコ・バグナイア
「バルセロナは過去のことだと言いたい。テストは良かった。とても楽しかった。前日に起こったことを忘れるには最高だった。これからのレースが楽しみ。昨年は非常に難しかったけど、レースでは、戦闘的になり始めて5位で終わった。上手く走れていたから、僕と僕たちにとって、グッドな週末になると思う。アッセンは確かに少し難しくなるだろう。どうなるか見てみよう。僕たちが取り組んでいる仕事がサマーブレイク前の2レースで助けとなることを期待する。」

「昨年、別のタイプの仕事を開始した。ジャック・ミラーと僕がファクトリーチームに加わったことで、メンタルを少し変えることを助けたと思う。バイクはより曲がるようになり始めた。僕たちは素晴らしい仕事をした。このトラックは、僕たちにとって難しかったけど、ジャックは週末を通じて上位に進出した。昨年と同じバイクを改善することに役立ったと思う。現時点で、これ以上に苦しむトラックはないと思うけど、今は言い難い。今取り組んでいる作業が役に立つを願う。」

「昨年のミッションはチャンピオンシップを勝つことだった。5レースで70ポイントを挽回した。野心は高く、可能性がどうなのか分かっている。ファビオ・クアルタラロは、今のところ、トラックでベスト。完璧に乗れていると思う。彼にとって、僕が最大の敵になることができると思う。現時点で66ポイント差を挽回することは簡単ではないけど、可能性がある。」

ジャック・ミラー
「何よりもまず、自分がしたこと、そして、さらに2年ここにいることを幸せに思う。君たちは僕をもう少し辛抱しなければいけないけど、本当に幸せだ。これからのことに興奮している。シナリオが少し変わり、何か違うことを試すという素晴らしい機会を意味する。ドゥカティに長く在籍した。それは5年間。素晴らしい体験だった。一緒にグッドなレースをした。浮き沈みがあり、プラマック・レーシングとファクトリーチームで走る機会だけでなく、長い間ずっと教えてくれた全てのことに感謝している。それは素晴らしい経験だった。今後は別のプロジェクトを楽しみにする。ハングリーな人たちが沢山いる。」

「シーズン末まで、まだそこにいるのにも関わらず、発表することは少し奇妙だ。発表前にペッコを含めて全ての関係者に近づき、少し会話を持ち、基本的に起きていることを伝えた。それは少し感動だった。このドゥカティレッドを身に着けることは、長い間望んでいたことであり、それを達成し、離れることを感情的だったことを意味するけど、これからもエキサイティングな時間が残っている。まだ12戦が残っている。まだ12戦、ドゥカティのファクトリーライダーであり続ける。」

オフィシャルウェブが提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第10戦ドイツGPのフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継配信。各セッション後には、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能な見逃し配信のオンデマンドを提供

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第10戦ドイツGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信
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