ルイジ・タベリ、レジェンドに

軽量級で3度のチャンピオンに輝いたスイス人ライダーが35人目の殿堂入り

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは17日、1962年、10964年、1966年に『125ccクラス』でタイトルを獲得したスイス・ホーゲン出身のルイジ・タベリレジェンドに命名し、8月にレッドブルリンクで開催される第13戦オーストリアGPの際にルイジ・タベリの家族を招待し、殿堂入りのセレモニーを開催すると発表した。

ルイジ・タベリは、1954年5月のフランスGP『500ccクラス』でデビュー。1年目は『250ccクラス』にも参戦すると、翌年5月のスペインGP『125ccクラス』で初優勝。7月には『250ccクラス』でも優勝。

1962年は、ホンダ機を駆けて『50ccクラス』、『125ccクラス』、『250ccクラス』にトリプル参戦。『125ccクラス』で6勝を含む9度の表彰台を獲得して初タイトルを獲得すると1963年には、『50ccクラス』、『125ccクラス』、『250ccクラス』、『350ccクラス』の4クラスに参戦し、全てのクラスでポイントを稼ぎ、表彰台を獲得。

1964年と1966年に『125ccクラス』のチャンピオンに輝いた後に引退。

『50ccクラス』、『125ccクラス』、『250ccクラス』の3クラスで優勝、『50ccクラス』、『125ccクラス』、『250ccクラス』、『350ccクラス』の4クラスで表彰台、『50ccクラス』、『125ccクラス』、『250ccクラス』、『350ccクラス』、『500ccクラス』の5クラスでポイントを獲得。2018年3月に脳卒中が原因で死去。88歳没。

ルイジ・タベリ家族
「私たちの家族は、ルイジがこの大変素晴らしい名誉を受け取ると聞き、大変嬉しく思い、幸せでいっぱいです。彼が私たちと一緒にいて、この瞬間を皆さんと祝うことができれば、それはとても素晴らしいことです。ルイジを憶えている人は、彼が笑顔でここに立ち、言葉を探していることを知っています。ルイジの名前で、ドルナスポーツのカルメロ・エスペレータに心から感謝します。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「ルイジを殿堂入りさせることを大変誇りに思います。大変多くのクラスで成功を収め、3度のワールドチャンピオンを獲得しました。彼が成し遂げたことを達成したライダーはほとんどいません。信じられないほどの歴史の一部を形成する人々の遺産を祝福することは大切であり、ルイジと彼の業績は、その重要な部分です。彼の家族をパドックに迎え、彼をレジェンドとして称えることを楽しみにしています。」

レジェンド
ジャコモ・アゴスチーニ
ウェイン・レイニー
マイク・ヘイルウッド
ケビン・シュワンツ
アンヘル・ニエト
ミック・ドゥーハン
カルロ・ウビアリ
ケニー・ロバーツ
アントン・マング
ワイン・ガードナー
ジェフ・デューク
バーリー・シーン
フィル・リード
ジョン・サーティース
加藤大治郎
ジム・レッドマン
エディ・ローソン
フレディ・スペンサー
ヤーノ・サーリネン
ケーシー・ストーナー
マルコ・シモンチェリ
ニッキー・ヘイデン
アレックス・クリビーレ
フランコ・ウンチーニ
ケニー・ロバーツ・ジュニア
マルコ・ルッキネリ
ランディ・マモラ
コーク・バリントン
ダニ・ペドロサ
ステファン・ドルフリンガー
ホルヘ・マルティネス・アスパル
ホルヘ・ロレンソ
マックス・ビアッジ
ヒュー・アンダーソン
バレンティーノ・ロッシ

Luigi Taveri

 

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