『FIM JuniorGP™』~注目はホセ・アントニオ・ルエダとセナ・アギウス

7月3日にスペイン・ヘレス、7月17日にポルトガル・ポルティマオで開催

国際モーターサイクリズム連盟主催の『Finetwork FIM JuniorGP™(ジュニアGP™)』は、今週末にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで第4戦スペイン・ヘレス大会を開催。『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』が3戦連続して2レースを実施する。

『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship』
『Moto3™クラス』の登竜門であるカテゴリーに世界16ヶ国から33人のヤングライダーたちが集結。注目は、第2戦スペイン・バレンシア大会の第2レースから3連勝を挙げたホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)。初優勝は接戦を制したが、前戦スペイン・バルセロナ大会の2レースでは3戦連続のポールポジションから独走優勝。来季の『Moto3™クラス』昇格に向けて存在感をアピールした。

ポイントリーダーに挑戦するのは、今季既に4度も負傷代役として『Moto3™クラス』に招集された総合2位ダビド・サルバドール(スペイン)、前戦連続2位を獲得した総合3位シャリフディン・アズマン(マレーシア)、来季の昇格が有力視されている総合4位ダビド・アロンソ(コロンビア)、前戦連続3位で頭角を現してきた総合5位フィリッポ・ファリオーリ(イタリア)、『Hawkers European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』から昇格してきたばかりだが、トップグループを追走する総合6位アンヘル・ピケラス(スペイン)、総合8位アドリアン・クルセス(スペイン)、総合9位チャビ・スルトゥサ(スペイン)、開幕戦ポルトガル・エストリル大会で初優勝を挙げた総合7位タチャコーン・ブアジーら。

日本から参戦の濱田寛太(はまだけんた)と内海孝太郎(うちうみこうたろう)はポイント圏内の進出を目指す。

『Moto2™ European Championship』
前戦スペイン・バルセロナ大会で流れが一転。開幕戦の2レース、第2戦の1レースで優勝を挙げたルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)は、3戦連続のポールポジションを獲得したが、前戦では連続2位。

替わって連続優勝を挙げたのは、総合2位に進出するセナ・アギウス(オーストラリア)。中量級1年目ながら、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットでは2番グリッドから2レース連続して独走優勝。トゥロビッチとのギャップを25ポイント差に詰めた。

前戦の第2レースで初表彰台を獲得したアレックス・トレド(スペイン)は、負傷代役として『Moto2™クラス』に3戦連続参戦。今後も負傷代役として招集されるために、確実に結果を残したいところ。

注目は『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』参戦組。総合3位アレイシ・エスクリチと総合15位エクトル・ガルソは上位進出を目指すが、総合7位チャビ・カルデルスは腱断裂が原因で2戦連続の欠場。総合11位ミケール・ポンスも第4戦オランダ大会で負傷したことから欠場する。

『Hawkers European Talent Cup』
過去にマヌエル・ゴンザレス、カルロス・タタイ、バーリー・バルトゥス、チャビ・アルティガス、マッテオ・ベルテッレ、フェルミン・アルデグエル、ダニエル・オルガド、ダビド・ムニョス、ロレンソォ・フェロン、イサン・グエバラ、イバン・オルトラ、ディオゴ・モレイラ、ジョエル・ケルソ、ゾンタ・ファン・デン・グールベルクを輩出したプロモーション大会。

開催6年目の今シーズンに3勝を挙げてポイントリーダーに進出するジョエル・エステバン(スペイン)は負傷欠場。22ポイント差の総合2位グイド・ピニ(イタリア)、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』の第2戦インドネシア大会で連続優勝を挙げた総合3位ハキム・ダニッシュ(マレーシア)、前戦優勝を挙げた総合6位ブリアン・ウリアルテ(スペイン)と総合7位マッキシモ・マルティネス(スペイン)が2レースでポイント差を詰めに行く。

 

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