来季のイギリスGPは8月4日から6日に開催

より持続可能な未来に向けて、パドックとスタートフィニッシュラインを変更

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツとイギリスGPの開催地シルバーストンは7日、2022年の決勝レースを前に、2023年のイギリスGPを8月4日から6日に開催することを発表。

同時にパドックがサーキットの象徴的であるシルバーストン・ウイング・コンプレックスに戻り、スタートフィニッシュラインがハミルトン・ストレート上になることが発表された。

二輪ロードレースの頂点である『MotoGP™』はレーシングラボラトリーであり、より持続可能な未来に向けた世界の最前線で進歩と革新を推進し、全てのパートナーや利害関係者と協力して、持続可能性を議題の最優先事項に据え、国連気候変動枠組条約の下、スポーツコミュニティの気候変動対応と気候変動の市民の認知向上の手段としてスポーツの活用を目標とする『UNFCCC Sports for Climate Action(気候アクションのためのスポーツ原則)』に参加する最初のモーターレース会場、シルバーストンは、このスポーツが前向きな変化を生み出すための完璧なパートナーである。

2011年以降、シルバーストン・ウイングは、サーキットの象徴となり、世界をリードする持続可能性への取り組みの象徴になりつつあり、ゼロポリシーの一環として、国際会議展示センターの屋根には1342枚のソーラーパネルが既に設置されているが、今秋には合計2764枚のソーラーパネルで屋根を覆う工事が終了。さらに、今後12ヶ月間でサーキット敷地内に30の電気自動車充電ステーションが設置される。

現在、全てのオンサイト発電機はHVOバイオ燃料で稼働しており、その結果、二酸化炭素排出量が90%削減。2023年からはサイトで消費される全ての電力は、再生可能エネルギー源から生成される。

インターナショナルパドックへの復帰は、この重要な変化と一致。ハミルトン・ストレートに沿って移動することで、さらに持続可能なイベントを開催できるようになり、パドックに必要な一時的なインフラストラクチャが大幅に少なくなり、スポーツとそのパートナーが進歩を促進し続けるため、より少ないエネルギーをより効率的に使用できるようになる。

国際モーターサイクリズム連盟とドルナスポーツは、2023年の開幕戦にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェを指名。3月24日から26日にポルトガルGPが予定されている。

Andrea Dovizioso, Withu Yamaha RNF MotoGP™ Team, Monster Energy British Grand Prix

 

50%割引!『いつでも、どこでも、観たいとき』の視聴が楽しめる『VideoPass(ビデオパス)』では、第12戦イギリスGPの決勝レースを完全網羅の生中継で配信