オフィシャルテスト総合1番手
ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロは、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースで全力の走りで、ノーミスで走り切ったが、優勝争い、表彰台争いができなかったことから、欲求不満を漏らしていたが、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された2日間のオフィシャルテストでは、152ラップを周回して、オールタイムラップレコードを非公式ながら更新する最速時計を記録して総合1番手に進出。来季型の開発に向けて好感触と確かな手応えを得て、プレミアクラスに進出した2019年から5位、18位、8位、8位だったモーターランド・アラゴンに乗り込む。
オフィシャルテスト総合1番手
ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロは、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースで全力の走りで、ノーミスで走り切ったが、優勝争い、表彰台争いができなかったことから、欲求不満を漏らしていたが、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された2日間のオフィシャルテストでは、152ラップを周回して、オールタイムラップレコードを非公式ながら更新する最速時計を記録して総合1番手に進出。来季型の開発に向けて好感触と確かな手応えを得て、プレミアクラスに進出した2019年から5位、18位、8位、8位だったモーターランド・アラゴンに乗り込む。
破竹の5連勝となるか?
2002年に始まった『MotoGP™クラス』で史上7人目となる年間6勝、史上4人目となる 4連勝を達成したフランチェスコ・バグナイアは、総合3位から30ポイント差の総合2位に浮上。1日半のオフィシャルテストで131ラップを周回して総合2番手に進出した後、昨年優勝を挙げたトラックで史上6人目となる年間7勝目、史上3人目となる5連勝を狙い、ファビオ・クアルタラロとのポイント差を詰めに行く。
ドゥカティはチームオーダーなし?
怒涛の4連勝を達成したフランチェスコ・バグナイアは、ドゥカティに対して、チームオーダーを望んでいないことを既に伝え、ゴールラインまで今季4勝目に挑戦したエネア・バスティアニーニは、タイトル獲得のチャンスがある以上、勝ちに行くことを宣言。ヨハン・ザルコは、ドゥカティ・コルセのジェネラルマネージャー、ジジ・ダリーニャとの会話の中で愚かなことをしないで欲しいと伝えられたことを明かした。
アプリリア、今季2勝目を狙う
後半戦に入ってから9位、6位、6位のアレイシ・エスパルガロは、総合2位から33ポイント差の総合2位に後退したが、フラッグ・トゥ・フラッグとなった9年前にプレミアクラスで初の表彰台を獲得。アプリリアに加入した2019年から毎年シーズンの最高位、昨年4位に進出したモーターランド・アラゴンで12戦ぶり今季2勝目、7戦ぶり6度目の表彰台を狙うことを宣言すれば、今季3度目の表彰台を獲得した後、オフィシャルテストで最多の171ラップを周回して総合3番手に進出したマーベリック・ビニャーレスは、シーズンの目標に設定する史上5人目の3メーカー優勝を狙う。
マルク・マルケス、復帰か?
オフィシャルテストに参加して第8戦イタリアGPの決勝レース以来100日ぶりにホンダのプロトタイプマシン『RC213V』を試乗したマルク・マルケスは、2日間で100ラップを周回。プレミアクラス1年目の2013年、2016年、2017年、2018年、2019年に優勝を挙げ、昨年最終ラップまで優勝争い繰り広げた左回りトラックで復帰するか、復帰時期をもう少し先に延ばすのか、近日中に決断を下す。
逆襲を狙うホンダ勢
ホームレースとなる第16戦日本GPを来週末に控え、地元に乗り込むポル・エスパルガロとアレックス・マルケスも2日目の午後まで積極的にテストプログラムを実行。117ラップと138ラップを周回すれば、中上貴晶は153ラップを周回。3年前のポールポジションを獲得したグランプリを前に総合15番手以上の好感触を得ていた。
プレスカンファレンス
開催前日の木曜17時00分、日本時間24時00分にプレスカンファレンスルームで開催される共同記者会見にファビオ・クアルタラロ、フランチェスコ・バグナイア、アレイシ・エスパルガロが出席。
ドライコンディション
週末の降水確率は0%。最高気温は金曜に29度、土曜と日曜は26度が予報され、安定している。
過去のリザルト
2021年
優勝: フランチェスコ・バグナイア(ドゥカティ)
2位: マルク・マルケス(ホンダ)
3位: ジョアン・ミル(スズキ)
2020年(アラゴンGP)
優勝: アレックス・リンス(スズキ)
2位: アレックス・マルケス(ホンダ)
3位: ジョアン・ミル(スズキ)
2020年(テルエルGP)
優勝: フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
2位: アレックス・リンス(スズキ)
3位: ジョアン・ミル(スズキ)
2019年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
3位: ジャック・ミラー(ドゥカティ)
2018年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
3位: アンドレア・イアンノーネ(スズキ)
2017年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2016年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
『Moto2™クラス』~アウグスト・フェルナンデェス対小椋藍
今季6度目の表彰台を獲得したアウグスト・フェルナンデェスがポイントリーダーに再浮上。昨年表彰台を獲得した当地でアドバンテージの拡大を目指せば、4ポイント差の総合2位小椋藍は、レギュラーライダーとして参戦を開始した2019年に初表彰台を獲得したトラックでポイントリーダーの再浮上を狙う。
注目は、レギュラー参戦を開始してから8戦目で初優勝を挙げた総合11位アロンソ・ロペス、5戦ぶりに表彰台を獲得して総合3位に浮上したアロン・カネト、中量級最高位の4位に進出した総合14位アルベルト・アレナス、大腿骨骨折から復帰した後、体調の回復と共にパフォーマンスが向上している総合10位ペドロ・アコスタら地元出身のスペイン勢。
2戦連続5度目の転倒リタイアを喫して総合4位に後退したチェレスティーノ・ヴィエッティがどのような巻き返しを見せるのか注目が集まる。
過去のリザルト
2021年
優勝: ラウール・フェルナンデェス(カレックス)
2位: レミー・ガードナー(カレックス)
3位: アウグスト・フェルナンデェス(カレックス)
2020年(アラゴンGP)
優勝: サム・ロウズ(カレックス)
2位: エネア・バスティアニーニ(カレックス)
3位: ホルヘ・マルティン(カレックス)
2020年(テルエルGP)
優勝: サム・ロウズ(カレックス)
2位: ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(スピードアップ)
3位: エネア・バスティアニーニ(カレックス)
2019年
優勝: ブラッド・ビンダー(KTM)
2位: ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)
3位: アレックス・マルケス(カレックス)
『Moto3™クラス』~フォッジャ、アスパルの両雄を捕まえるか?
ホームのミサノで歴史的な3連勝、シーズン3勝目を挙げた総合3位3位デニス・フォッジャが67ポイント差から35ポイント差に接近。昨年優勝を挙げた当地でガスガス・アスパル・チームの両雄を捕まえに行く。
3戦ぶり8度目の表彰台を獲得したイサン・グエバラは総合2位から初めてポイントリーダーに浮上すれば、セルジオ・ガルシアは今季3度目の転倒リタイアで総合2位に後退。2人のタイトル争いにデニス・フォッジャが加わることを防ぐことも含め、確実に表彰台、そしてチャンスがあれば、優勝を狙いに行く。
今週末を含め終盤6戦に優勝、表彰台に挑み、タイトル争いに影響を与えそうなのは、前戦で2位を獲得し、2年前に連続優勝を挙げた総合4位ジャウメ・マシア、2戦連続4位を獲得した総合5位デニス・オンジュ、速さだけでなく安定感が増してきた総合6位佐々木歩夢と総合7位鈴木竜生の4人。
当地でのレース経験がある新人王を争う総合10位ダニエル・オルガド、総合14位ディオゴ・モレイラ、総合16位ダビド・ムニョスの3人も掻き回す存在になるかもしれない。
過去のリザルト
2021年
優勝: デニス・フォッジャ(ホンダ)
2位: デニス・オンジュ(KTM)
3位: 佐々木歩夢(KTM)
2020年(アラゴンGP)
優勝: ジャウメ・マシア(ホンダ)
2位: ダーリン・ビンダー(KTM)
3位: ラウール・フェルナンデェス(KTM)
2020年(テルエルGP)
優勝: ジャウメ・マシア(ホンダ)
2位: 佐々木歩夢(KTM)
3位: 鳥羽海渡(KTM)
2019年
優勝: アロン・カネト(KTM)
2位: 小椋藍(ホンダ)
3位: デニス・フォッジャ(KTM)
ライブ中継配信
オフィシャルウェブでは、開催前日のプレスカンファレンスから3クラスの決勝レースまで完全網羅の生中継配信。各セッション後には、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能な見逃し配信のオンデマンドを提供。