19年タイGPの動画に関する声明

国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、ドルナスポーツの三団体が安全な作業環境を目指して努力することを表明

2019年10月の第15戦タイGPで発生したMoto3™ライダーと彼が所属するチームメンバーとの間の論争が収録された動画に関するチャンピオンシップの声明:

「このインシデントの動画は、ソーシャルメディアで広く共有され、問題のチームメンバーの行為は、差し迫った重大な懸念を引き起こしました。国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、ドルナスポーツは、この行為を強く非難します。」

「さらに、問題の張本人は、パドックで働き続け、現在は別のチームに所属しているが、チームは、このインシデントを知らなかったこと判明しました。」

「チームは、このチームメンバーの雇用を終了することを決定しました。マレーシアGP後、チームに戻って働くことはなく、国際モーターサイクリズム連盟は、国際ロードレーシングチーム連盟及びドルナスポーツと共に、正しい決定である考えており、契約を終了するためにチームが決断した措置を全面的に支持します。」

「虐待的な行為は許されるべきではなく、容認されることはありません。全ての関係者は、パドックを可能な限り安全な作業環境づくりに向けて引き続き努力します。」

2018年にブリティッシュ・タレント・チームに所属して、『Moto3™ジュニア世界選手権』に参戦した後、2019年にCIP・グリーンパワーから世界舞台への挑戦を開始したトム・ブース・アモスは、2020年スーパースポーツ300世界選手権に転向。参戦2年目に総合2位を獲得すると、今季はスーパースポーツ世界選手権に参戦。

タイGPの週末に動画が公開された後、ソーシャルメディアを更新し、「明らかになった動画は、2019年タイGPのもの。当時のチームと多くの問題を抱えていたけど、そのことに関して話すことは決してなかった。僕の夢はパドックに残ることだったから、2020年シーズンのシートを確保したかった。」

「あれはレース後に起こった。機械的なミスが原因でバイクが壊れたとき。あのことについて、話さないように言われ、ずっと黙っていた。誰にも何も話さなかった。ドルナにも僕のマネージャーにも。それはあの年に起こった多くのことの1つにすぎない。人々は裏舞台で何が起きているのか知らない」と最終ラップにリタイアを強いられた後のインシデントを説明。

CIP・グリーンパワーもソーシャルメディアを通じて声明を発表。「2019年の動画について、チームを代表して、この種の行為を強く非難し、トム・ブース・アモスに公に謝罪します。」

「チームは一人の努力ではなく、グループ全体の努力です。そのため、このメカニックはもはや我々のチームに関与していません。いかなる暴力も、我々のスポーツとそれ以外で受け入れられません。今後、このようなことが起こらないように、必要な全ての措置を講じました」と配信していた。

 

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