『Road to MotoGP™』~ラテンアメリカに拡大

中南米20ヶ国を対象とした『ラテンアメリカ・タレント・カップ』と『ミニGP・ラテンアメリカ・シリーズ』開催

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは4日、国際モーターサイクリズム連盟傘下のラテンアメリカ連盟と協力し、プロモーター『GP3 Sport』と共に『Road to MotoGP™』のプログラムとして『Latin America Talent Cup(ラテンアメリカ・タレント・カップ)』と『FIM MiniGP Latin America Series(ミニGP・ラテンアメリカ・シリーズ)』を開催すると発表。

両大会に参戦資格があるのは、ラテンアメリカ連盟に所属する20ヶ国(メキシコ、キューバ、ドミニカ、ホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、プエルトリコ、エルサルバドル、パナマ、コスタリカ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、チリ、アルゼンチン)のライダーたち。

ライダーコーチには、スーパーバイク世界選手権にレギュラー参戦するアルゼンチン人ライダー、レアンドロ・メルカドが就任する。

『ラテンアメリカ・タレント・カップ』
全6戦12レースを予定。対象年齢は12歳から21歳。参加数は最大で25人。

開幕戦は、2023年末にスーパーバイク世界選手権のアルゼンチン大会と共催する形でアルゼンチンのサン・ファン・ビルクムで開催。チリのアウトドロモ・インテルナショナル・デ・コデグア、アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンド、ブラジルのアウトードロモ・インテルナシオナウ・アイルトン・センナとシルクイート・ドス・クリスタイスが開催地。

トップ3は、『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』のセレクションイベントに参加するチャンスがあり、チャンピオンは『GP3 Sport』が運営するチームに所属して『イタリア選手権』のスーパースポーツ300に参戦する。

『ミニGP・ラテンアメリカ・シリーズ』
2023年に3月から10月まで、アルゼンチン、ブラジル、チリの3ヶ国で5戦を予定。対象年齢は10歳から14歳。参加数は最大で15人。全員が『Ohvale GP-0 160』を使用。

2025年からは、ステップアップカテゴリーとして『Ohvale GP-0 190』を使用するクラスを開催。上位陣は『ラテンアメリカ・タレント・カップ』に昇格する。

ペドロ・ベントゥーロ(ラテンアメリカ連盟会長)
「ラテンアメリカ連盟は、この地域におけるモーターサイクルの開発に向けて、最善のプロジェクトを常に追求しています。これらのプロジェクトがラテンアメリカで実現できることは、誇りと満足感で満たされ、地域のライダーにとって有益であると確信します。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「『Road to MotoGP™』がラテンアメリカに拡大し、プログラムに新しい地域が追加され、何千人もの若いライダーたちに素晴らしい機会が提供されることを嬉しく思います。『Road to MotoGP™』における我々の使命は、我々のスポーツを可能な限り身近にすることであり、モータースポーツにおけるこのユニークなプログラムをサポートし、成長させることを誇りに思います。アクセシビリティは平等を生むものであり、『ラテンアメリカ・タレント・カップ』と『ミニGP・ラテンアメリカ・シリーズ』が世界舞台に向けた貴重な一歩となることを期待します。」

Latin America Talent Cup, Map

 

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