国際モーターサイクリズム連盟主催の『Finetwork FIM JuniorGP™(ジュニアGP™)』は、週末にモーターランド・アラゴンで第7戦スペイン・アラゴン大会を開催。『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』でポイントリーダーのルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)が次戦の最終戦スペイン・バレンシア大会を残して、タイトルを獲得した。
『Moto2™ European Championship』
残り2戦3レース、75ポイントのタイトル争い。第1レースは、開幕から6戦連続のポールポジションを獲得した総合1位ルーカス・トゥロビッチがホールショットを決めた後、レースの主導権を握って今季5勝目。40ポイント差の総合2位アレイシ・エスクリチ(スペイン)が負傷欠場したことから、2レースを残して、タイトル獲得に成功。
第2レースは、ルーカス・トゥロビッチが第1レースを再現するように1度目のポジションを譲らず、3レース連続の6勝目、開幕戦の第1レースから10レース連続のトップ2を達成し、目標とする来季の『Moto2™』昇格に向けて存在感をアピール。
サム・ロウズの負傷代役として、『Moto2™』に第13戦オーストリアGPから3戦に参戦した総合3位セナ・アギウス(オーストラリア)は、3番グリッドから連続2位。7度目、8度目の表彰台を獲得して総合2位に再浮上すれば、総合5位チャビエル・カルデルス(アンドラ)は2番グリッドから連続3位を獲得した。
『Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship』
『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』でタイトル争いを展開する総合10位コリン・ベイヤー(オランダ)は、ポールポジションから積極的にレースを引っ張り、第4戦スペイン・ヘレス大会の第1レース以来今季2勝目を挙げて、総合9位に浮上。
総合2位ダビド・サルバドール(スペイン)は10番グリッドから0.111秒差の2位。第6戦イタリア・ミサノ大会でタイトルを奪取したホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)は7番グリッドから0.175秒差の3位。
来季の『Moto3™』昇格が発表されたダビド・アロンソ(コロンビア)は、2番手を走行中の1コーナーでブレーキングミスが影響して4位。フィリッポ・ファリオーリ(イタリア)は8位。
タイトル争いは、ポイントリーダーに浮上したグイド・ピニに5位と3位で3ポイント差の総合2位に後退したジョエル・エステバン(スペイン)の一騎打ちとなる。
『Hawkers European Talent Cup』
唯一全レースでポイントを稼ぐ総合2位グイド・ピニ(イタリア)は、3番グリッドから優勝と2位を獲得すれば、ケーシー・オゴーマン(アイルランド)が6番グリッドから4位と初優勝。
タイトル争いは、ポイントリーダーに浮上したグイド・ピニに5位と3位で3ポイント差の総合2位に後退したジョエル・エステバン(スペイン)の一騎打ちとなる。
最終戦スペイン・バレンシア大会
3週間後の10月30日にバレンシアのサーキット・リカルド・トルモで開催。『ジュニアGP™』が2レース、『Moto2™欧州選手権』と『ヨーロピアン・タレント・カップ』はそれぞれ1レースを実施する。
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