チャンピオンプロフィール

『ヨーロピアン・タレント・カップ』、『Moto3™ジュニア世界選手権』に続き、『Moto3™』のチャンピオンに輝く

2004年6月28日、スペイン・マヨルカ島出身。バレンシア州政府の支援を受け、サーキット・リカルド・トルモが主催する若手育成のカップ戦『Cuna de Campeones(クナ・デ・カンペオネス)』からステップアップして、2019年に同大会が運営するチームから『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』に初参戦すると、全11レースで6勝を含む7度の表彰台を獲得し、イバン・オルトラ、フェルミン・アルデグエル、ホセ・アントニオ・ルエダ、ダビド・アロンソ、ディオゴ・モレイラを抑えて、マヌエル・ゴンザレス、チャビエル・アルディガスに次ぐ3代目のチャンピオンに輝く。

2020年、アスパル・チームに加入して、ジュニアチームから『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』に初参戦すると、全11レースで5勝を含む8度の表彰台を獲得して、チャビエル・アルディガス、ペドロ・アコスタに競り勝って、タイトルを獲得。同年には、『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』にも参戦して総合9位。

2021年、タイトル獲得により、王者アルベルト・アレナスの後任に指名されて、チーム内昇格という形で『Moto3™』への参戦を開始。

レギュラー参戦1年目は、デビュー戦となった開幕戦カタールGPで2番グリッドから7位。第15戦アメリカズGPでは、赤旗後のリスタートで機械的な問題によりリタイアを強いられたが、2度の赤旗が提示されて初優勝。1年目は新人勢の2番手となる総合8位に進出。

2022年、レギュラー参戦2年目は、第6戦スペインGPで初めてのポールポジションから優勝を挙げると、第7戦フランスGP3位、第8戦イタリアGP2位、第9戦カタルーニャGP優勝、第10戦TTアッセン2位、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP3位、第14戦アラゴンGP優勝を挙げ、初めてポイントリーダーに飛び出し、初めて訪れたモビリティリゾートもてぎで開催された第15戦日本GPで優勝。

第16戦タイGPで5位に進出し、初めて訪れたフィリップアイランド・サーキットで最初のマッチポイントを迎え、週末最初のフリー走行1で今季4度目の転倒を喫し、フリー走行2の4番手が最高位だったが、決勝レースでは積極的に前に飛び出し、今季6勝目を挙げ、ワールドチャンピオンに輝いた。

 

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