『FIM JuniorGP™』~3クラスのチャンピオンが決定

22年度王者はホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)、ルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)、グイド・ピニ(イタリア)

国際モーターサイクリズム連盟主催の『Finetwork FIM JuniorGP™(ジュニアGP™)』は、週末にサーキット・リカルド・トルモで第8戦、最終戦スペイン・バレンシア大会を開催。3クラスのチャンピオンが決定した。

Finetwork FIM JuniorGP™ World Championship
今季4度目の2レース開催となり、第1レースは5番グリッドのダビド・サルバドール(スペイン)が参戦4年目で初優勝。ポールポジションのコリン・ベイヤー(オランダ)は0.002秒差の2位、21番グリッドのフィリッポ・ファリオーリ(イタリア)は0.046秒差の3位表彰台を獲得。

第2レースは、最終戦バレンシアGPにワイルドカード参戦が予定されている2番グリッドのダビド・アルマンサ(スペイン)が参戦1年目のラストレースで初優勝を挙げ、同じくワイルドカード参戦が週末に発表された7番グリッドのフィリッポ・ファリオーリ(イタリア)は0.298秒差の2位に入り、連続表彰台。6番グリッドのアルベルト・フェルナンデェス(スペイン)は0.421秒差の3位に入り、初表彰台を獲得した。

チャンピオンシップは、最終戦で4位と5位に進出したホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)がチャンピオン。ダビド・サルバドールは総合2位、フィリッポ・ファリオーリは総合3位。

トップ3と共に来季『Moto3™』に昇格するシャリフディン・アズマン(マレーシア)は総合4位、コリン・ベイヤーは総合6位、ダビド・アロンソは総合7位。

日本勢は、最終戦で連続18位だった濱田寛太(はまだけんた)が総合29位、第2レースで21位だった内海孝太郎(うちうみこうたろう)は1度もポイント圏内に進出できなかった。

Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
前戦スペイン・アラゴン大会でチャンピオンに輝いたルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)は、開幕から8戦連続のポールポジションを逃したが、3番グリッドから王者の貫禄を見せて7勝目。全11レースで11度のトップ2を達成すれば、2番グリッドのアレイシ・エスクリチ(スペイン)は1.327秒差の2位。7度目の表彰台を獲得し、ポールポジションのセナ・アギウス(オーストラリア)は2.782秒差の3位に入り、9度目の表彰台を獲得。

2年間参戦した『Moto2™』から3年ぶりに復帰し、MVアグスタ・フォワード・レーシングのジュニアチームに所属していたエクトル・ガルソ(スペイン)は、負傷代役に指名されず、ワイルドカード参戦の機会も与えられなかったことから、チームを移籍し、MVアグスタ機からカレックス機に乗り換えると今季の最高位となる5位に進出。

チャンピオンシップは、来季『Moto2™』に昇格するルーカス・トゥロビッチがチャンピオン、アレイシ・エスクリチは総合3位。今季初参戦のセナ・アギウスは総合2位に進出した。

Hawkers European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』
最終戦決戦にもつれ込んだタイトル争いは、ポイントリーダーのグイド・ピニ(イタリア)が2番グリッドから0.068秒差の2位。唯一全11レースでポイントを稼ぎ、チャンピオンに輝いた。

3ポイント差の逆転を狙った総合2位のジョエル・エステバン(スペイン)は5番グリッドから0.376秒差の3位。最多7度の表彰台を獲得したが、技術規則の違反による失格と盲腸による2レースの欠場が影響し、7ポイント差でタイトルを逃した。

RESULTS

 

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