ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バグナイアは、タイトル連覇に挑む2023年シーズンに向けて最初のオフィシャルテストにゼッケンナンバー『63』で参加した後、チャンピオンに限定され許可される特権、ゼッケンナンバー『1』を選択するのかどうかについて、決めかねていると打ち明けた。
「このような問題を歓迎するけど、良く考えなければいけない。ゼッケン1を身に着けるビックなチャンスであり、このような機会は誰もが持てるものではないけど、ナンバーの変更は、大きな重圧をもたらす。」
「僕はゼッケンナンバー1のライダーに対して、いつも魅了されてきたから、どうするか考えよう。簡単には選べない」と告白。
所属先のドゥカティはマーケティングの観点から、『1』は非常に魅力的であり、ビジネス面、イメージ面の好機と考えるが、フランチェスコ・バグナイアに対して、プレッシャーをかけず、自由に選択する意向を表明。
フランチェスコ・バグナイアは、スペイン選手権に参戦した2011年と2012年にゼッケン『41』を選択。軽量級1年目の2013年はブラッド・ビンダーが同番号を使用していたこともあり、空き番号の『4』を選択。
3年目の2014年は『21』に変更。中量級1年目の2017年は、フランコ・モルビデリが『21』を使用していたことから『21+21』の『42』を選択。
プレミアクラス1年目の2019年は、アレックス・リンスが『42』を使用していたことから『21+21+21』、『21+42』の『63』を選んでいた。
技術規則が大幅に改訂された2002年以降、チャンピオンナンバーを選択したのは、2007年のニッキー・ヘイデン、2008年と2012年のケーシー・ストーナー、2011年のホルヘ・ロレンソ。
現時点で誰一人タイトルを連覇できず、ホルヘ・ロレンソは、タイトルを獲得した後の2013年と2016年にゼッケンナンバーを変更せず『99』を継続。マルク・マルケス、ジョアン・ミル、ファビオ・クアルタラロ、そしてバレンティーノ・ロッシはゼッケンナンバーを維持していた。