2022年シーズンは、オーバーシーズのアルゼンチン、日本、タイ、オーストラリア、マレーシアが3年ぶりに復活し、インドネシアのプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで初開催されたことから全20戦を実施。1106回の転倒が記録され、1戦の平均は55.3回だった。
全18戦が開催された昨年と比較すれば、全20戦となった今年は転倒数が増えたのは当然だが、1戦の平均転倒数も増加。過去5年間で平均転倒数が2018年に続いて2番目に多かった。
2022年: 1106回(全20戦/1戦平均55.3回) 2021年: 950回(全18戦/1戦平均52.8回)
2020年: 722回(全15戦/1戦平均48.1回)
2019年: 971回(全19戦/1戦平均51.1回)
2018年: 1077回(全19戦/1戦平均56.7回)
クラス別では、プレミアクラス335回(1戦平均16.75回)、中量級428回(21.4回)、軽量級343回(17.6回)。
セッション別
当然、リスクを冒す決勝レースが最多346回を記録。全体では、昨年と同等となる31.2%を記録すれば、決勝レースを除くと、昨年は2日目午前のフリー走行3で他のセッションを上回ったが、今年は初日午後のフリー走行2で203回(18.4%)を記録。『MotoGP™』では、グリッドポジションの重要性が高くなっていることを示すように、公式予選2への直接進出を目指して、フリー走行3でリスクを冒すことから転倒が際立った。
軽量級は、昨年フリー走行1とフリー走行3で多くの転倒が記録されたが、今年はフリー走行2での転倒が目立ち、中量級は昨年に続き今年もフリー走行2で転倒が相次いだ。