イタリアのモーターサイクル専門ウェブサイト『MOTO.IT』は、プレミアクラス1年目に総合14位に進出して新人王に輝いたマルコ・ベツェッキのインタビューを紹介。2年目の目標を設定し、改善点を説明した。
1年目の思い出
「(アッセンで『46』のフラッグを振ったことは)今でも鮮明に覚えていて、ワクワクする。慣れるようにしたいけど、あの時の感情を説明することは難しい。実際には多くの美しいレースがあり、必然的に表彰台に立つと、それが最も美しいレースだと思う。アルゼンチン、ヘレス、アラゴン、フィリップアイランドも美しかった。」
「正直なところ、こんなに早く上手く行くとは思っていなかったけど、バイクに直ぐに適応し、気に入ったから、戦闘力になることができた。オースティンとバルセロナで犯したミスには自分自身に腹を立てた。」
プレミアクラス2年目の目標
「2022年にように高い目標を設定したい。それは、一貫してトップ5~6に入ること。難しいけど、可能だと思う。そして勝ちたい。」
「経験がまだ少し不足している。まだ多くの距離を走り込み、ブレーキングにもっと集中する必要がある。これは近年非常に重要になっている分野であり、タイヤマネージメントを一歩前進させ、電子制御の改善も必要。」
「ペッコはどこでも速い。ブレーキングでは、僕たち間で本当に大きな違いがあった。幾つかのグランプリでは、僕の方が上手くコーナリングができたけど、全体的には、彼の方がバイクの特徴であるブレーキングを活用する手段を知っていて、コーナーで多くのスピードをもたらすことができるから、速く走っていた。でも特に心配していない。僕もできると思う。」
ドゥカティ機
「確かに高い戦闘力があるけど、全てのバイクには長所と短所があり、ドゥカティはその強みを強化するために懸命に作業を進めている。戦闘力があることに同意するけど、デスモセディチGPに乗れば、確実に速く走れるというわけではない。」
スプリントレース
「最初は上手く受け止めることができなかったけど、それは非常に大きなコミットメントであり、スーパーバイク世界選手権を今まで以上に観戦するようになると、それは非常に興味深く、新しいことで、チャンピオンシップ全体に刺激を与える可能性があると思う。」
「スペシャリスト?直ぐに思い浮かぶライダーが1人いる。ホルヘ・マルティンだ。ベツェッキ?スタートと最初の4コーナーを改善する必要がある。」
第11戦TTアッセンで最高位となる2位を獲得したマルコ・ベツェッキは、所属するムーニー・VR46・レーシング・チームと共に2月10日から3日間、セパン・インターナショナル・サーキットで開催するオフィシャルテストに参加。11月のサーキット・リカルド・トルモで初めて試乗した『Desmosedici GP22』への乗り換え作業を続ける。