シェイクダウンテスト~2日目はウェットセッション

天候が原因でテストプログラムの変更が強いられたが、比較と検証の作業を継続

 

プレミアクラスは6日、セパン・インターナショナル・サーキットシェイクダウンテスト2日目を実施。朝からの雨により、ウェットコンディションとなった中、テストライダーのミケーレ・ピロ、ダニ・ペドロサ、ジョナス・フォルガー、ロレンソォ・サバドーリ、カル・クラッチロー、ステファン・ブラドル、ルーキーライダーのアウグスト・フェルナンデェスがセッションを行った。

ヤマハ
チームディレクターのマッシモ・メレガリは「今日の雨は我々の計画を台無しにしています」と語ったが、カル・クラッチローが22年型と23年型の比較テストを継続。中須賀克行は明日3日目から走行を開始。

Cal Crutchlow, Monster Energy Yamaha MotoGP™ Team, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

ホンダ
2週間前にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで実施したプライベートテストで使用した改良型のシャーシをウェットコンディションで試す機会となった。

Stefan Bradl, Repsol Honda Team, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

ドゥカティ
初日に新しいエアロダイナミクスのパッケージを装着すると、2日目はテールエキゾーストの長さが違う2つのバージョンを検証。

Michele Pirro, Ducati Lenovo Team, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

アプリリア
チームマネージャー、パオロ・ボノラは「今年の期待は遥かに高い。この冬は風洞を利用して、エアロダイナミクスを再設計し、バイク幅を広げました。また、フロントのフェアリングにも革新的なものがあります。」

「ここにはRNFチームに供給するバイクを含めて、10台のバイクを準備しました。サバドーリは、基本的にアレイシとマーベリックのための準備を進めており、幾つか小さなことにもとトライしています。確かに、エンジンは主要なタスクの1つです」と説明。

初日に6台の『RS-GP』を試乗したロレンソォ・サバドーリは、誰よりも早くコースに飛び出して、路面の状態をチェックした後、2台の23年型と1台の22年型を乗り換えながら、特にエンジンとエアロボディの比較作業に取り組んだ。

Lorenzo Savadori, Aprilia Racing, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

KTM
チームマネージャーのフランチェスコ・グイドッティは「計画は異なるエンジン仕様の比較。昨日はちゃんとしたシェイクダウンテストができ、今日からスタート。適切なテストの始まりとなりますが、雨で全てが台無しになりました。計画では、新しいエアロパケージを試す予定でしたが、おそらく時間がなく、来週に持ち越します」と説明。

ダニ・ペドロサはブラッド・ビンダーのクルーたちとエンジンの比較に焦点を置けば、テストライダーに就任したジョナス・フォルガーは、路面が乾いたセッション終盤に仕様が異なるエキゾーストを試した。ミカ・カリオは3日目に走行予定。

Dani Pedrosa, Red Bull KTM Factory Racing, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

アウグスト・フェルナンデェス
ウェットコンディションを試す期待となり、セッション終盤にはスリックタイヤに履き替えして、テストプログラムを継続。

Augusto Fernandez, Tech3 GAS GAS Factory Racing, Sepang Shakedown MotoGP™ Official Test

テストライダーとルーキーライダーが参加するシェイクダウンテストは7日まで。最終日はドライコンディションが予報され、10日からは11チーム22人のレギュラーライダーたちが参加するオフィシャルテストが開催される。

 

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