プライベートテスト~デニス・オンジュが初日1番手

5人の日本勢、鈴木竜生、佐々木歩夢、鳥羽海渡、山中琉聖、古里太陽がテスト開始

軽量級に参戦する14チームは、第4戦スペインGPの開催地ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで合同のプライベートテストを開始。昨年11月の最終戦バレンシアGPでゴールラインまで優勝争いを繰り広げた総合5位デニス・オンジュが18ラップを周回して1番時計を刻み、1月2日にトレーニングアクシデントが原因で骨折した右手の第一中手骨が順調に回復していることを確認した。

第10戦ドイツGPで転倒した際に左膝の前十字靭帯と後十字靭帯を損傷したことで後半戦10戦を欠場したマッテオ・ベルテッレ、第19戦マレーシアGPで左脚の脛骨と腓骨を骨折した総合17位ステファノ・ネパも参加。16ラップと31ラップを周回して回復具合を確認する機会となった。

初日のセッションは、ドライコンディションで始まったが、昼頃から小雨が降り始めたため、多くのライダーたちが走行を見送ると、参戦2年目のディオゴ・モレイラは13ラップを周回して0.100秒差の2番手に進出。ステファノ・ネパは0.512秒差の3番手。

昨年2勝を含む9度の表彰台を獲得して自己最高位となる総合4位に進出した参戦7年目の佐々木歩夢は、僅か3ラップしか周回しなかったが、2ラップ目のタイムで7番手に進出。

参戦2年目の古里太陽は12ラップを周回して11番手。参戦4年目の山中琉聖は29ラップを周回して12番手。参戦7年目の鳥羽海渡は48ラップを周回して20番手。参戦9年目の鈴木竜生は14ラップを周回して21番手。

佐々木歩夢のチームメイトとして初参戦するコリン・ベイヤーは、数日前にスペインのマヨルカ島で実施していたトレーニング中に右手の中指を負傷したことから欠場した。

今回のプライベートテストは2日間。明日が最終日となり、14チームは開幕戦ポルトガルGPの開催地アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェこと、通称ポルティマオ・サーキットに移動し、7日後の3月17日から始まるオフィシャルテストに参加する。

Moto3, Private Jerez Test

 

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