国際モーターサイクリズム連盟は10日、2月に会合を開いたグランプリ・コミッションが競技規則及び技術規則の改訂を決定したことを発表。次の変更は即時に施行される。
ライダーの国籍
ライダーはパスポートに記載されている1つの国のみを代表とする。
複数の国籍を所有する場合、ライダーは最初に国際モーターサイクリズム連盟にライセンスを申請する際に、キャリアの開始時にどの国を代表するかを選択する。
国籍の喪失及び変更、または不可抗力の場合、ライダーはシーズン開始前(新しいライセンスを申請するとき)に限り、国際モーターサイクリズム連盟にスポーツ国籍の変更を要求できる。
ライダーは、シーズンを通じて自国の国旗の下で競技する。
中断された予選における結果の明確化
予選セッションが中断され、再開できない場合、以下が適用される。
・ セッションが割り当てられた時間の少なくても50%以上が実行された場合、セッションは完了したと見なされ、結果は有効となる。
・ セッションが割り当てられた時間の50%未満で終了した場合、セッションはキャンセルされたと見なされ、フリー走行のコンビネーションタイムに従って、結果が取得される。『MotoGP™』のコンビネーションタイムはフリー走行1とフリー走行2、『Moto2™』と『Moto3™』のコンビネーションタイムは、フリー走行1、フリー走行2、フリー走行3から取得される。
中量級エンジン回転数制限の増加
ドルナスポーツ、トライアンフ及びエクステルンプロは、2023年に『Moto2™』エンジンのエンジン仕様を更新することに合意。この仕様の一部として、回転数制限が『14,000rpm』から『14,400rpm』に引き上げられる。新しい制限は、技術規則の『Moto2 Engine Operating Parameters(エンジンオペレーティングパラメータ)』に記載される。