『MotoE™』~新たな時代の幕開け

エネル、エネル・エックス・ウェイ、ドゥカティ、ドルナスポーツがイタリアで新時代を提示

FIM ENEL MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』は、開催5年目のシーズンに向けて、3月17日にイタリアの通称ヴィッレルンガ・サーキットこと、アウトドローモ・ヴィッレルンガ・ピエロ・タルッフィで開催発表会を開催。

チャンピオンシップのタイトルスポンサーである電力需給事業者エネルの最高経営責任者フランチェスコ・スタラーチェオフィシャルスマートチャージングパートナーであるエネル・エックス・ウェイの最高経営責任者エリザベッタ・リパ、電動二輪車を供給するドゥカティ・モーターの最高経営責任者クラウディオ・ドメニカリ、チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツの最高経営責任者カルメロ・エスペレータ、エグゼクティブ・ディレクターのニコラ・グベールらが出席。

フランチェスコ・スタラーチェ
「『MotoE™世界選手権』に再び提携し、ドゥカティのようなイタリアの卓越性と共に、この旅に参加できることを誇りに思います。モータースポーツの世界は、最先端の充電技術を統合して、テストするための理想的な環境を提供します。これは日常のモビリティに適用でき、エネルギー転換を確実にするための鍵となる輸送の電動化をサポートします。」

エリザベッタ・リパ
「エネル・エックス・ウェイとして、我々はオフィシャルスマートチャージングパートナーであり、その専門知識を活用して、チャンピオンシップに持続可能な充電ソリューションを提供します。蓄電池システムとソーラーパネルのセットを含む、完全に持続可能なマイクログリッドに統合された2つの充電システムを提供します。チャンピオンシップのために特別に開発された、このソリューションは技術革新と研究開発活動を通じて、電気モビリティに最高のパフォーマンスを保証できることを示す機会を与えてくれます。」

クラウディオ・ドメニカリ
「バイクの唯一のサプライヤーとして、『MotoE™世界選手権』に参加するという決定は、ドゥカティの戦略の礎石です。実際、ドゥカティの二酸化炭素排出量を削減し、長期的な持続可能性の目標を達成するには、電化と内燃エンジン用のカーボンニュートラル燃料の導入が必要になります。」

「しかし、全ての真のドゥカティは全ての感情よりも優先されるため、全てボルゴ・パニガーレで生産されるバイクのスポーティなキャラクターと楽しい乗り心地を維持するように注意しながら、この移行を非常に厳密に管理することが非常に重要です。『V21L』と共に、これまでにトラック用に生産された中で最もパフォーマンスの高い電動二輪車を製造することを目指して、セクターの限界に挑戦したいと考えました。何よりも、バッテリー技術、特に重量によって、ドゥカティを際立たせる全ての特性を備えた電動のストリートバイクを製造できるように、社内の専門知識を開発したいと考えました。」

「様々なニーズとライディングスタイルを持つ18人のライダーが同時にトラックに参加することは、ドゥカティが将来の電動二輪車の特徴を研究する絶好の機会となります。ヘレスでの最初のテストは大変上手く行きました。悪天候にもかかわらず、ライダーとチームからバイクに対するフィードバックは大変良好で、非公式ながらサーキットレコードを更新しました。ドゥカティは、これほど多くのプロトタイプを製造したことはありません。これも我々にとって挑戦中の挑戦です。」

カルメロ・エスペレータ
「エネルと協議を始めた当初から、我々にとって、ドルナスポーツとモータースポーツの目的は、あらゆる種類の新しいテクノロジーに参加することで、モビリティにとって、電気が重要になり始めたとき、我々はそれも重要だと考えました。過去100年間のあらゆる種類の改善は、競争によってもたらされました。つまり、二輪、四輪、全てです。まずは競争から入り、そこで改善していきます。」

「4年前、我々は同じことを考えていました。我々は、これらのアイデアをエネルと、当時はエネルジカと共有しました。4年間に感謝します。その目的は、我々ができるベストのレベルで新しいテクノロジーを使用して、『MotoGP™』のベストチームと共に『MotoGP™』のようなベストステージで、同じテレビ局を使用して開発することでした。レースはますます良くなります。ドゥカティとの新たなステップは、別のレベルであり、さらに改善されます。」

「今年は『世界選手権』になります。我々は正しい道を歩んでおり、業界が新しいテクノロジーを開発するためのツールを提供することが重要です。」

「『MotoGP™』で実施する全てのことと同様に、目標は日々改善することです。毎年開始する度に、次の年は更に良くする必要があることを知っています。一緒に改善を試みます。バイクだけでなく、テクノロジーであるエネルの仕事もここにあります。それは、充電器とインフラを世界中に移動させることです。4年間にヘレスで始めたのですが、最初の経験は大変でした!一緒に改善に取り組み、今日の『MotoE™世界選手権』は非常に異なっていると思います。我々は4年前よりも、はるかに多くのことを知り、4年後にも同じことを言えると思います。」

開催1年目と2年目に参戦経験があるテストライダーのアレックス・デ・アンジェリスは、3月6日から3日間、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催された今年最初のテストでテストデビューした電動二輪車『V21L』のデモ走行を行った。

 

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