決勝レース:アレックス・リンス、ホンダ3戦目で優勝

9人が転倒、9人がリタイアしたサバイバルレースでルカ・マリーニがプレミクラス初表彰台

第3戦アメリカズGP決勝レース(周回数20ラップ)は16日、サーキット・オブ・ジ・アメリカで行われ、2番グリッドのアレックス・リンスが独走で昨年11月の最終戦バレンシアGP以来3戦ぶり6勝目、キャリア通算18勝目。

軽量級2年目の2013年にキャリア初優勝、中量級2年目の2016年にシーズン初優勝、4年前の2019年にプレミアクラス初優勝を挙げた当地で、ホンダでの初優勝を挙げ、所属するLCR・ホンダに2018年4月の第2戦アルゼンチンGP以来5年ぶり、ホンダに2021年10月の第16戦エミリア-ロマーニャGP以来18ヶ月ぶりとなる勝利をもたらした。

ルカ・マリーニ初表彰台獲得

気温21度、路面温度41度のドライコンディションの中、3番グリッドのルカ・マリーニは3.498秒差の2位。プレミアクラス41戦目で初表彰台、自己最高位を獲得すれば、5番グリッドのマルコ・ベツェッキは12.049秒差の6位。9番グリッドのヨハン・ザルコは12.242秒差の7位。16番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは27.981秒差の9位に進出。

ファビオ・クアルタラロ今季初表彰台

ウォームアップ走行で2番手に進出した7番グリッドのファビオ・クアルタラロは4.936秒差の3位。昨年11月の第19戦マレーシアGP以来今季初めて表彰台を獲得すれば、14番グリッドのフランコ・モルビデリは20.399秒差の8位。ヤマハ2台が2戦連続してシングルフィニッシュを達成。

アプリリア2台がトップ5入り

8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは8.318秒差の4位。キャリア通算200戦目となった15番グリッドのミゲール・オリベイラは9.989秒差の5位。アプリリアの2台がトップ5に進出したのは、昨年6月の第11戦TTアッセン以来12戦ぶり。

アウグスト・フェルナンデェスKTM勢最高位

20番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは28.217秒差の10位。3戦連続のポイント圏内、初めてのトップ10入りを果たせば、11番グリッドのブラッド・ビンダーは8番手走行中の11ラップ目に週末2度目の転倒を喫した後、レースに復帰して13位完走。

フランチェスコ・バグナイア転倒

ウォームアップ走行で週末3度目となる1番手に進出したポールポジションのフランチェスコ・バグナイアは、1番手走行中の8ラップ目3コーナーで今季3度目の転倒。

12番グリッドのホルヘ・マルティンは、1ラップ目の3コーナーで週末3度目の転倒。外側に位置していた4番グリッドのアレックス・マルケスは横転したマルティン車に激突して、2人が転倒リタイア。6番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、1ラップ目の12コーナーで今季3度目の転倒。

10番グリッドのジャック・ミラーは1ラップ目3番手に浮上したが、7ラップ目に週末5度目の転倒。13番グリッドのジョアン・ミルは、10番手走行中の9ラップ目に転倒。

17番グリッドの中上貴晶は、9番手走行中の12ラップ目1コーナーで週末2度目の転倒。19番グリッドのラウール・フェルナンデェスは7ラップ目にリタイア。

テストライダー情報収集

18番グリッドのミケーレ・ピロは11位。22番グリッドのジョナス・フォルガーは12位。完走でデータを収集すれば、21番グリッドのステファン・ブラドルは、テストライダー勢の最高位となる11番手を走行中の19ラップ目に転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーマルコ・ベツェッキは10ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアとのアドバンテージを11ポイント差に拡大すれば、総合12位アレックス・リンスが17ポイント差の3位に浮上すれば、総合3位ヨハン・ザルコは5位に後退した。

RESULTS

 

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