スプリント:ブラッド・ビンダーが2勝目!

ヘレスの青い空の下でKTM勢が躍進。フランチェスコ・バグナイア2位、ファビオ・クアルタラロ12位、中上貴晶転倒

 

第4戦スペインGPの『TISSOT Sprint(ティソ・スプリント)』は29日、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、4番グリッドのブラッド・ビンダーがポールショットを決めた後、チームメイトとの優勝を争いに競り勝ち、第2戦アルゼンチンGPに続き優勝を挙げた。

多重クラッシュ

気温30度、路面温度50度のドライコンディションの中、スタート直後の2コーナーで12番グリッドのアレックス・マルケス、13番グリッドのマルコ・ベツェッキ、14番グリッドのフランコ・モルビデリ、21番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスが接触転倒する多重クラッシュが発生したことから赤旗が提示され、周回数が12ラップから11ラップに縮小。

オレンジ旋風

2番グリッドのジャック・ミラーは、チームメイトとの優勝争いを展開したが、最終ラップに走行ラインを外したことでポジションを1つ落として0.680秒差の3位。6番グリッドのダニ・ペドロサは、初めてのスプリントで1.738秒差の6位。アウグスト・フェルナンデェスは15.969秒差の17位。22番グリッドのジョナス・フォルガーは19位。

フランチェスコ・バグナイア2位

5番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、2日目にフロントのフィーリングが向上したことで確かな自信を得るとKTM勢を追走。最終ラップにポジションを1つ上げて0.428秒差の2位。スプリントで2戦連続3度目の表彰台を獲得すれば、3番グリッドのホルヘ・マルティンは0.853秒差の4位。8番グリッドのヨハン・ザルコは3.380秒差の8位。

ポイントリーダーのマルコ・ベツェッキは5.711秒差の9位。ポイント圏内でフィニッシュすれば、9番グリッドのルカ・マリーニは10位。15番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオはスプリントで今季の最高位となる11位。アレックス・マルケスは9番手走行中の4ラップ目に今季7度目の転倒。

アレイシ・エスパルガロ転倒

7番グリッドのミゲール・オリベイラは1.638秒差の5位。スプリントで初めてアプリリア勢の最高位に進出すると、10番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは3.248秒差の6位。17番グリッドのラウール・フェルナンデェスは11.550秒差の14位。ポールポジションのアレイシ・エスパルガロは5番手走行中の6ラップ目9コーナーで週末2度目、今季5度目の転倒。

ファビオ・クアルタラロ12位

16番グリッドのファビオ・クアルタラロは7.467秒差の12位。フランコ・モルビデリは16位。開幕戦ポルトガルGP、第3戦アメリカズGPに続き、2台が揃ってポイント圏外。

ホンダ勢最高位は13位

18番グリッドのアレックス・リンスは9.867秒差の13位。19番グリッドのステファン・ブラドルは15位。23番グリッドのイケル・レクオナは18位完走。

11番グリッドの中上貴晶は、ホンダ勢最高位の10番手走行中の4ラップ目9コーナーで今季3度目の転倒。20番グリッドのジョアン・ミルは、18番手走行中の8ラップ目6コーナーで週末3度目、今季7度目の転倒を喫した。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのマルコ・ベツェッキは1ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアは11ポイント差から3ポイント差に接近。優勝を挙げた総合9位ブラッド・ビンダーは総合6位に浮上した。

RESULTS

 

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