マルク・マルケスに対する制裁適用の最終決定

控訴裁判所がスチュワードパネルによって発行された制裁の適用を無効にすると決定したことから、負傷から復帰する際にペナルティを科す必要がないことを確認

国際モーターサイクリズム連盟は9日、レプソル・ホンダ・チームマルク・マルケスに対する制裁に関して、最終的な決定が下されたと発表した。

開幕戦ポルトガルGPの決勝レース後、『FIM MotoGP Stewards Panel(スチュワードパネル/審査委員会)』は、他車と接触したマルク・マルケスに対してダブルロングラップペナルティを科すと制裁を発表。2日後の3月28日、その適用範囲に関して改めて通知。ライダーと所属するレプソル・ホンダ・チームは、制裁の適用に対して控訴したことから、『FIM Appeal Stewards Panel(アピールスチュワードパネル/上訴審査委員会)』は、3月29日に『MotoGP™ Court of Appeal(コートオブアピール/控訴裁判所)』に付託。4月12日に制裁申請の執行停止を認める決定を下した後、4月17日にライダーとチームによって提出された控訴の概要を考慮して決定を下す必要があり、『控訴裁判所』は『スチュワードパネル』によって発行された制裁の適用を無効にすることを決定した。

『控訴裁判所』は、3月26日にポルティマオ・サーキットで開催された開幕戦ポルトガルGPの決勝レースで、『スチュワードパネル』によって、マルク・マルケスに科せられたダブルロングラップペナルティについて、ライダーが次戦の第2戦アルゼンチンGPに参戦しなかったことによって(制裁が)果たされたと判断。

従って、マルク・マルケスは、追加の制裁なしに、参戦できる次戦の決勝レースに出走することが許可される。

控訴裁判所の判決全文

 

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