決勝レース:トニー・アルボリーノ今季2勝目

2ラップ目の多重クラッシュが発生した後、ペドロ・アコスタ転倒、小椋藍今季最高位の9位

第5戦フランスGP決勝レースは14日、ルマンブガッティ・サーキットで行われ、3番グリッドのトニー・アルボリーノがホールショットを決め、レースの主導権を握り、第2戦アルゼンチンGPに続き今季2勝目。ポイントリーダーに再浮上した。

気温17度、路面温度31度のドライコンディションの中、2ラップ目の2コーナーでポールポジションのサム・ロウズが3番手走行中に転倒。5コーナーで12番グリッドのアルベルト・アレナスが転倒すると、9番グリッドのマヌエル・ゴンザレスと13番グリッドのアロン・カネトが横転したバイクに激突したことから、レースディレクションは赤旗を提示。

3ラップが完了されていないことから、グリッドポジションに変更はなく、周回数が22ラップから14ラップに縮小され、クリックスタートが採用されてリスタート。

9番グリッドのマヌエル・ゴンザレス、12番グリッドのアルベルト・アレナス、13番グリッドのアロン・カネトはグリッドに戻ることができなかったが、ポールポジションのサム・ロウズは、バイクの修復が間に合い、サイティングラップを実行できなかったことから最後尾からスタートすると、13.695秒差の15位完走。

4番グリッドのフィリップ・サラッチは0.620秒差の2位。ウェットレースとなった昨年 第17戦タイGP以来今季初の表彰台、ドライレースで初表彰台を獲得すれば、2番グリッドのアロンソ・ロペスは1.537秒差の3位に入り、2戦連続3度目の表彰台。

6番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは今季の最高位となる4位。8番グリッドのジェイク・ディクソン、7番グリッドのソムキアット・チャントラが続き、10番グリッドのバーリー・バルトゥスはグランプリキャリア最高位の7位。

11番グリッドのフェルミン・アルデグエは、ショートカットが理由でロングラップペナルティが科せられて、7番手から10番手に後退したが、8位まで挽回。

16番グリッドの小椋藍は10.696秒差の9位。18番グリッドのセルジオ・ガルシアは新人勢1番乗りとなるトップ10入り。

5番グリッドのペドロ・アコスタは、2番手走行中にファステストラップを記録した直後の5ラップ目7コーナーで今季3度目の転倒。

チャンピオンシップは、総合2位トニー・アルボリーノが25ポイントを加算。総合1位ペドロ・アコスタは25ポイント差の総合2位に後退した。

RESULTS

 

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