アンドレア・ドビツィオーソが殿堂入り

37人目のレジェンドとして、イタリアGPの開催地ムジェロでレジェンドメダルを授与

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは8日、第6戦イタリアGPの開催地ムジェロ・サーキットのプレスカンファレンスルームでアンドレア・ドビツィオーソレジェンドに命名。殿堂入りのセレモニーを開催した。

アンドレア・ドビツィオーソ

カルメロ・エスペレータの言葉を大変光栄に思い、とても誇りに思う。結果がある。誰もが勝ちたいと思うけど、結局のところ、ここに戻って来て、幾つかの言葉を聞くことができたから、誇りに思うことができる。長い間の関係を本当に嬉しく思う。これほど長い期間を過ごし、今日イタリア人ライダーにとって特別であるムジェロに戻って来て、レジェンドになれることを嬉しく思う。」

「(レジェンドになれることを)期待していなかった。そして、これらの名前と並ぶことがとても嬉しい。それは何かクレイジーなこと。ここにいるみんなに会えたことも嬉しい。」

アンドレア・ドビツィオーソのキャリア

イタリア・ロマーニャ州フォルリンポーポリ出身のイタリア人ライダーは、2002年からチャンピオンシップにレギュラー参戦。3年目の2004年に年間5勝を挙げて、『125cc』のチャンピオンに輝き、翌年から『250cc』に参戦。1年目に新人王と総合3位、2年目と3年目に総合2位を獲得すると、デビューシーズンから所属していたスコット・ホンダ・チームと共に最高峰クラスに昇格。1年目総合5位。2年目からホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダに所属すると、ドニントンパークで開催された第10戦イギリスGPで初優勝を挙げて総合6位。3年目総合5位、4年目総合3位に進出。

プレミアクラス5年目は、ヤマハのサテライトチームであるモンスター・テック3に所属して、ホンダ機からヤマハ機に乗り換えて総合4位に進出。

2013年からは、ドゥカティのファクトリーチームに所属。総合8位、総合5位、総合7位、総合5位に進出した後、所属5年目の2017年に年間6勝を挙げ、最終戦までタイトル争いを繰り広げて総合2位を獲得。2018年と2019年もタイトル争いを展開して総合2位。

キャリア19年目の2020年は総合4位。デビュー戦となった2002年4月の開幕戦日本GPからキャリア327戦目となった最終戦ポルトガルGPまで、1戦も欠場することなく、鉄人的な史上最多となる連続参戦記録を更新。

8年間所属したドゥカティから離れ、サバティカル期間を経て、2021年9月の第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで復帰。9年ぶりにヤマハ機を駆けたが、2022年9月の第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを最後に現役から引退。

主な記録

グランプリ通算346戦 (ランキング2位)
プレミアクラス248戦 (ランキング2位)
グランプリ通算24勝 (ランキング29位)
プレミアクラス15勝 (ランキング18位)
グランプリ通算表彰台103回 (ランキング10位)
プレミアクラス表彰台62回 (ランキング10位)
プレミクラス2556ポイント(ランキング4位)

 

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