第７戦イギリスＧＰのプラクティスは、５月２３日現地時間１６時００分からシルバーストン・サーキットで行われ、週末最初のセッション、フリープラクティス１で３番手だったアレックス・マルケスが２１ラップを周回して２１ラップ目に１年前の２０２４年にアレイシ・エスパルガロが公式予選２で樹立したオールタイムラップレコード（１分５７秒３０９）を０.０１４秒更新する１分５７秒２９５を刻んで今季５度目となる１番手に進出した。

転倒後４番手

気温２０度、路面温度が２９度のドライコンディションの中、初日午前のフリープラクティス１で１番手発進を決めたマルク・マルケスは、６ラップ目の３コーナーで今季４度目の転倒を喫し、セクター４でタイムロスして０.３６０秒差の４番手。フリープラクティス１で１２番手だったファビオ・ディ・ジャンアントニオは１発のタイムで０.４０４秒差の６番手に浮上。

フリープラクティス１で８番手のフランチェスコ・バグナイアは０.４０８秒差の７番手。フリープラクティス１で１１番手のフェルミン・アルデグエは最後のタイムアタックで１０番手に入り、公式予選２を確保すれば、フリープラクティス１で２番手に進出したフランコ・モルビデリは７ラップ目の６コーナーで今季８度目の転倒を喫して１５番手に後退。

２０２１以来４年ぶりに３台が公式予選２に進出

前戦フランスＧＰ後に第１６戦サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニＧＰの開催地ミサノ・ワールド・サーキット－マルコ・シモンチェリに移動してプライベートテストを実施したモンスターエナジー・ヤマハの両雄、フリープラクティス１で７番手のファビオ・クアルタラロは０.０４７秒差の２番手、フリープラクティス１で９番手のアレックス・リンスは０.５２４秒差の９番手を維持。

フリープラクティス１で５番手だったジャック・ミラーは、３ラップ目の１７コーナーでクラス最多タイとなる今季９度目の転倒を喫したが、セクター１で最速タイムを刻んで０.３４７秒差の３番手。２０２１年６月の第９戦ＴＴアッセン以来３台が揃って公式予選２への直接進出を確保すれば、フィジカルコンディションの回復を目的にファクトリーチームに所属する２人に同行して、市販車を使用したトレーニングを実行したミゲール・オリベイラは２０番手から１３番手に浮上。

マルコ・ベツェッキ５番手

フリープラクティス１で４番手に進出したマルコ・ベツェッキは、最多２３ラップを周回して０.３７２秒差の５番手。フリープラクティス１で１７番手のラウール・フェルナンデェスは１９番手。フリープラクティス１で２３番手のロレンソォ・サバドーリは２０番手。

フリープラクティス１で１８番手だった小椋藍は、フリープラクティス１で今季６度目の転倒した際に右膝を強打。怪我の状態を確認するためにコースに飛び出したが、直ぐにピットボックスに戻って、セッションをキャンセル。　

ヨハン・ザルコ好調維持

フリープラクティス１で１４番手だったヨハン・ザルコは、セクター２を最速タイムで通過して０.４４６秒差の８番手。今季５度目となる公式予選２への直接進出を確保すれば、フリープラクティス１で１３番手のジョアン・ミルは最多２３ラップを周回して０.６２２秒差の１２番手。０.０９６秒差で公式予選２を逃し、フリープラクティス１で１５番手だったルカ・マリーニは１６番手。フリープラクティス１で２１番手のアレイシ・エスパルガロは２１番手。フリープラクティス１で２２番手のソムキアット・チャントラは２２番手。

ＫＴＭ公式予選２逃す

フリープラクティス１で１０番手だったペドロ・アコスタは、セクター４で最速だったが０.５７０秒差の１１番手。０.０４４秒差で公式予選２への直接進出を逃せば、フリープラクティス１で６番手に進出したマーベリック・ビニャーレスは１分５７秒台に乗せることができず１４番手に後退。フリープラクティス１で１６番手のブラッド・ビンダーは１７番手。フリープラクティス１で１９番手のエネア・バスティアニーニは１８番手。

公式予選＆ティソ・スプリント

５月２４日の公式予選１と公式予選２は現地時間１１時５０分（日本時間１９時５０分）、１０ラップのティソ・スプリントは１６時００分（２４時００分）スタート。

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