チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは29日、イタリアのタイヤメーカー、『Pirelli(ピレリ)』との間で『Moto2™』と『Moto3™』のタイヤ供給に関して、2024年から2026年まで、3年間の契約を締結したと発表。独占的タイヤサプライヤーとして、来年からチャンピオンシップを参戦することになった。
『スーパーバイク世界選手権』のトップスポンサーとして、『スーパーバイク世界選手権』、『スーパースポーツ世界選手権』、『スーパースポーツ300世界選手権』のカテゴリーにタイヤを供給するピレリは、今回の契約により、商業的成長と技術開発の両面において、ピレリブランドをさらに強化するための重要な推進力となり、二輪車における最高のレーシングラボを利用し、実際の顧客に安全性、パフォーマンス、持続可能性における革新を推進し続けるタイヤの提供を保証する。
今回の契約には、『Road to MotoGP™』のプログラムである『ジュニアGP™世界選手権』、『レッドブル・ルーキーズ・カップ』、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』、『ノーザン・タレント・カップ』へのタイヤ供給が含まれ、『ミニGPワールドシリーズ』へのサポートも継続され、世界的な人材育成のイニシアチブを支援。供給するタイヤのタイプ及び詳細に関して、近日中に発表予定。
アルド・ニコテラ(ピレリ/上級副社長兼モト&サイクリング部門責任者)
「ドルナが来年からの3年間に、新たに『Moto2™』及び『Moto3™』のタイヤサプライヤーとして当社を選出してくれたことを誇りに思います。これは、モータースポーツにおける当社の権威がさらに認められたことであり、スーパーバイク世界選手権において、20年間にわたる当社の取り組みに対する明確な感謝の表れでもあります。」
「この新たな供給契約により、当社は二輪車界の有望なヤングライダーたちと共にトップコンペティションである『スーパーバイク世界選手権』と『MotoGP™世界選手権』に同行します。そして長年にわたり当社を特徴づけてきた哲学に忠実となり、市場で販売し、全てのモーターサイクリストが購入できる標準製品を使用し続けることによって、それを実現します。」
カルロス・エスペレータ(ドルナスポーツ/チーフスポーツオフィサー)
「『Moto2™』と『Moto3™』の唯一のタイヤサプライヤーとして、ピレリをパドックに迎えることを大変嬉しく思います。これらのチャンピオンシップは、スポーツ的価値と商業的価値の両面において、ハイレベルな競技としても独立している強力なフィーダークラスのモータースポーツにおける最良の例えであり、ピレリから、これほど高いレベルの関心が寄せられ、今回の合意に達したことを大変嬉しく思います。」
「新しいパートナーを迎えることは、我々のスポーツと業界との強い繋がりと関係を強調するものであり、パフォーマンス、公道との関連性、そして当然、持続可能性を含む多くの分野で協力できることを楽しみに期待します。」
ドルナスポーツは、『Moto2™』及び『Moto3™』が始まった当時から独占的なタイヤサプライヤーとして、『250cc』及び『125cc』の時代から最も成功を収めたタイヤメーカーであるダンロップに2023年末までの忠実で素晴らしい協力に対して感謝の意を伝えた。