勢いに乗って来たホルヘ・マルティンがスプリント2連勝

マルク・マルケス開幕以来の表彰台、ポールポジションのマルコ・ベツェッキが怒涛の10人抜き

第13戦インドGPティソ・スプリント(周回数11ラップ)は23日、ブッダ・インターナショナル・サーキットで行われ、2番グリッドのホルヘ・マルティンがスタートから主導権を握り、2戦連続4度目の優勝を挙げた。

スタート直後のインシデント

気温28度、路面温度31度のドライコンディションの中、軽量級の公式予選2直前に降った雨の影響を受け、スタート時間が15時30分から17時00分に変更され、クイックスタートにより、ショートレースが始まったが、スタート直後の1コーナーで4番グリッドのルカ・マリーニがポールポジションのマルコ・ベツェッキに追突。

20番グリッドのステファン・ブラドルが他車と接触した後に19番グリッドのポル・エスパルガロに追突。マリーニ、エスパルガロ弟、ブラドルが転倒。

ポイントリーダー9ポイント加算

3番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは1.389秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、4戦連続9度目の表彰台を獲得。

怒涛の11人抜き

ポールポジションのマルコ・ベツェッキは1コーナーで追突され、グラベルに飛び出し、1ラップが終了した時点で6.358秒差の17番手まで後退したが、4ラップ目、6ラップ目、10ラップ目、11ラップ目にファステストラップを連発。10人を抜いて、3.266秒差の5位まで挽回。

12番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは10位。0.293秒差で初のポイント圏内入りを逃し、21番グリッドのミケーレ・ピロは14位。7番グリッドのヨハン・ザルコは、7番手走行中の6ラップ目3コーナーで今季10度目の転倒。

開幕戦以来のトップ3

6番グリッドのマルク・マルケスは、1ラップ目に3番手まで浮上すると前に位置するフランチェスコ・バグナイアを追走して2.405秒差の3位でゴール。開幕戦ポルトガルGP以来となるトップ3入りを果たせば、14番グリッドの中上貴晶は17.437秒差の13位。

5番グリッドのジョアン・ミルは、1ラップ目4番手に浮上したが、4ラップ目に11番手まで後退した直後の3コーナーで今季16度目の転倒。

5戦ぶり3度目

8番グリッドのファビオ・クアルタラロは4.327秒差の6位。第8戦TTアッセン以来5戦ぶり3度目のポイント圏内に進出すれば、16番グリッドのフランコ・モルビデリは1ラップ目最後尾に後退して15位。

KTM2台がポイント圏内

公式予選2に1台も進出できなかったKTM勢だったが、13番グリッドのブラッド・ビンダーは好発進から1ラップ目に5番手まで挽回して2.904秒差の4位。15番グリッドのジャック・ミラーは7.172秒差の7位。17番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは11位。

初のポイント圏内入り

9番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは8.798秒差の8位。11番グリッドのラウール・フェルナンデェスは10.530秒差の9位。初めてポイント圏内に進出すると、18番グリッドのミゲール・オリベイラは、黄旗提示区間で追い越したことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられて12位。10番グリッドのアレイシ・エスパルガロは12番手走行中の8ラップ目13コーナーで今季13度目の転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは9ポイントを加算。総合2位ホルヘ・マルティンは12ポイントを稼ぎ、36ポイント差から33ポイント差に接近すれば、総合3位マルコ・ベツェッキは5ポイントを加えたが、65ポイント差から69ポイント差にギャップが広がった。

ウェットセッション

初めての開催地で、2日目午前までにウェットコンディションでセッションが実施されなかったことから、ティソ・スプリント前に15分間のウェットセッションが行われ、ウェットタイヤとウェットセッティングを試す機会となった。

RESULTS

 

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