最終ラップの逆転劇!ヨハン・ザルコがプレミアクラス初優勝

リアのタイヤ選択が勝負を左右。フランチェスコ・バグナイア2位、ホルヘ・マルティン4位

第16戦オーストラリアGP決勝レース(周回数27ラップ)は21日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、2列目5番グリッドのヨハン・ザルコが最終ラップまで繰り広げられた優勝争いで逆転。シーズンの目標に掲げていたプレミアクラスでの初優勝を210戦目で達成し、中量級のラストレースとなった2016年11月の最終戦バレンシアGP以来となるバク宙を披露した。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ初表彰台

気温18度、路面温度35度のドライコンディションの中、3番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、初日から選択していたミディアムタイヤを履いて0.201秒差の2位。3戦連続11度目の表彰台を獲得すれば、6番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは0.477秒差の3位。前戦インドネシアGPの自己最高位(4位)を上回り、プレミアクラス36戦目で初表彰台を獲得。

前戦でコンストラクター部門の連覇に成功したドゥカティは、当地で2010年以来となる優勝を挙げ、第2戦アルゼンチンGP、第5戦フランスGP、第6戦イタリアGP、第7戦ドイツGP、第12戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに続き今季6度目の表彰台独占。

ホルヘ・マルティンがソフトタイヤ選択

ポールポジションのホルヘ・マルティンは、リアにソフトタイヤを装着。レース前に宣言したようにホールショットを決めてレースの主導権を握り、15ラップ目には3.497秒差までアドバンテージを広げたが、ラスト5ラップから1分31秒台にペースが落ち、ラストラップに4人に抜かれ、1.008秒差の5位。

10番グリッドのマルコ・ベツェッキは、1ラップ目に13番手まで後退したが、8.827秒差の6位。13番グリッドのアレックス・マルケスは9.696秒差の9位。12番グリッドのエネア・バスティアニーニは12.523秒差の10位。18番グリッドのルカ・マリーニは12位。

コンマ8秒差の4位

2番グリッドのブラッド・ビンダーは0.816秒差の4位。KTMの当地での最高位に進出すれば、8番グリッドのジャック・ミラーは9.283秒差の7位。11番グリッドのポル・エスパルガロは、リアにソフトタイヤを履いて18位。17番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは13ラップ目の4コーナーで今季19度目の転倒。

4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは9.387秒差の8位。9番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13.992秒差の11位。19番グリッドのミゲール・オリベイラは13位。14番グリッドのラウール・フェルナンデェスは16位。

16番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1ラップ目に20番手まで後退したが、20.949秒差の14位。20番グリッドのフランコ・モルビデリは17位。

7番グリッドのマルク・マルケスは、2年連続してリアにソフトタイヤを選択し中盤までセカンドグループでバトルを展開していたが、終盤にペースが落ちて21.118秒差の15位。21番グリッドの中上貴晶は37.758秒差の19位。15番グリッドのジョアン・ミルは11ラップ目の4コーナーで今季21度目の転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは20ポイントを加算。総合2位ホルヘ・マルティンに対して、18ポイント差から27ポイント差にアドバンテージを広げた。

RESULTS

 

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