第17戦タイGPの決勝レース(周回数19ラップ)は29日、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、12番グリッドのダビド・アロンソがレース中を通してスリップストリームを研究し、13人で形成されたトップグループ内での優勝表彰台争いに競り勝ち、第9戦イギリスGP、第11戦カタルーニャGP、第12戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに続き、クラス最多の4勝目を挙げて新人王を獲得した。
気温31度、路面温度47度のドライコンディションの中、6番グリッドの古里太陽は14ラップ目に初めてトップに飛び出すと、0.266秒差の2位。参戦35戦目で初表彰台を獲得すれば、5番グリッドのコリン・ベイヤーは、2戦連続3度目の4位を獲得した後に0.359秒差の3位に入り、16戦目で初表彰台を獲得。
7番グリッドのジャウメ・マシアは1ラップ目に2番手まで浮上して優勝争いを繰り広げて0.382秒差の4位。ポールポジションのデニス・オンジュは5位。
11番グリッドのダニエル・オルガドは、2ラップ目に発生したアクシデントを回避するためにコースアウトを強いられ、4.809秒差の27番手まで後退したが、1.133秒差の6位まで挽回。13番グリッドのマッテオ・ベルテッレは7位。17番グリッドのリッカルド・ロッシは8位。
4番グリッドの山中琉聖は1.413秒差の9位。22番グリッドの鳥羽海渡は1.445秒差の10位。16番グリッドのイバン・オルトラは11位。2番グリッドのディオゴ・モレイラは13位。25番グリッドのマリオ・アジは26位。
10番グリッドのダビド・ムニョスは、6番手走行中の2ラップ目10コーナーでギアが入らずに失速。8番手を走行していた3番グリッドの佐々木歩夢は、追突を回避することができずに2人が転倒。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのジャウメ・マシアは13ポイントを加算。総合2位佐々木歩夢は今季4度目の0ポイントで、4ポイント差から17ポイント差。
総合4位ダビド・アロンソは37ポイント差から25ポイント差の3位に浮上。総合3位ダニエル・オルガドは22ポイント差から25ポイント差の4位。総合5位デニス・オンジュは37ポイント差から39ポイント差。
残り3戦75ポイントのタイトル争いにおいて、総合6位イバン・オルトは、ポイントリーダーとのギャップが73ポイント差に広がったことから、数字上では逆転の可能性が残されているが、現実的にはタイトル争いから脱落した。
RESULTS
🏁 #Moto3 RACE 🏁
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 29, 2023
DAVID ALONSO WINS A BELTING BATTLE IN BURIRAM! 🔥🔥🔥#ThaiGP 🇹🇭 pic.twitter.com/Kp89aZ9HQI
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