『#PECCOvsMARTIN』~オール・オア・ナッシング!最終戦決着

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイア対総合2位ホルヘ・マルティンのタイトル争い、2人のギャップは21ポイント

最終戦バレンシアGPは今週末、サーキット・リカルド・トルモで11月24日(金)にプラクティス、25日(土)に公式予選と『Tissot Sprint(ティソ・スプリント)』、26日(日)に決勝レースを開催。

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは、前戦カタールGPのティソ・スプリントで5位、決勝レースで2位。週末に25ポイントを加算させ、タイトル獲得に王手。2年連続の最終戦決着、2年連続の王冠獲得に向けて、ショートレースでライバルよりも4ポイント以上を稼げば、史上初めて土曜日にチャンピオンに輝く。

21ポイント差

総合2位ホルヘ・マルティンは、ティソ・スプリントで8勝目を挙げたが、決勝レースは10位。週末に18ポイントしか稼げず、ポイントリーダーとのギャップが14ポイント差から21ポイント差に拡大。

タイトル候補の成績

2001年は、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアがポールポジションのホルヘ・マルティンを0.489秒差で競り勝ち、2022年は、マルティンがポールポジションから3位表彰台を獲得すれば、バグナイアは8番グリッドから9位を獲得して、タイトルを獲得。

過去の最終戦決着

MotoGP™』が始まった2002年以降、タイトル争いが最終戦までもつれ込んだのは、2006年、2013年、2015年、2017年、2022年に続き、今回が6回目。

ポイントリーダーがタイトルを獲得したのは、2013年マルク・マルケス(13ポイント差)、2017年マルク・マルケス(21ポイント差)、2022年フランチェスコ・バグナイア(23ポイント差)の3回。

逆転は、2006年ニッキー・ヘイデン(8ポイント差)と2015年ホルヘ・ロレンソ(7ポイント差)の2回。

ラストレース

来季新天地に移籍するマルク・マルケスヨハン・ザルコフランコ・モルビデリアレックス・リンス、来季テストライダーを含めて新たな役割を始めるポル・エスパルガロ、プレミアクラスで初優勝を果たしたが、来季の去就が決まっていないファビオ・ディ・ジャンアントニオにとっては所属チームからの最終戦。

前戦で右肩の肩甲骨を骨折したミゲール・オリベイラは欠場。代役はアプリリアのテストライダー、ロレンソォ・サバドーリ

再舗装

今年7月上旬から8月下旬まで、トラック全体の再舗装工事を2012年以来11年ぶりに実施。1コーナーと14コーナーの縁石、排水経路の工事も行われ、既に四輪、二輪レースが開催され、近年に発生していた問題の改修、路面摩耗の解決、安全面レベルの向上が確認されていた。

Moto2™

第18戦マレーシアGPでタイトルを獲得したペドロ・アコスタは、凱旋グランプリ。チャンピオンとして、ファンに登場することになれば、トニー・アルボリーノの総合2位も決定していることから、注目は総合3位争い。

自己最高位の総合3位を狙うジェイク・ディクソンに対して、3戦連続4度目の優勝を挙げて総合4位に浮上したフェルミン・アルデグエが7ポイント差、6度目の表彰台を獲得した総合5位アロン・カネトが19ポイント差で追う。

NTS

2018年から2021年まで参戦していたNTSは、以前にパートナーシップを提携していたフィタンオーリー・レーシング(RW・レーシング・GP)の協力を得て、ワイルドカード参戦。5月中旬と11月上旬に当地で開催された『ジュニアGP™世界選手権』の1カテゴリー、『Moto2™欧州選手権』に今回起用するエクトル・ガルソと共に特別参戦(競技規則により決勝レース欠場)してデータを収集。

Moto3™

第14戦日本GPでポイントリーダーに飛び出したジャウメ・マシアが、前戦カタールGPで今季4勝目を挙げてタイトルを獲得したことから、チャンピオンとして凱旋。

注目は総合2位と3位争い。日本人ライダーとして、2001年の宇井陽一以来となる総合2位を目指す総合2位佐々木歩夢は、総合3位ダビド・アロンソに対して18ポイント差。

新人王を獲得したアロンソは、総合4位ダニエル・オルガドと総合5位デニス・オンジュに対して、13ポイント差のアドバンテージを持つ。

最終戦までもつれ込んだタイトル争いは、チーム部門。45ポイントの争いで、総合2位佐々木歩夢と総合7位コリン・ベイヤーを擁するリキモリ・ハスクバーナ・インタクトGPが総合1位ジャウメ・マシアを起用するレオパード・レーシングに対して35ポイント差。初タイトル獲得に挑む。

天気予報

火曜日の時点で、週末の降水確率は0%。晴れが予報されているが、金曜日の最高気温は20度、最低気温は8度。土曜日19度/6度、日曜日15度/5度。

 

オフィシャルテスト

プレミアクラスは、28日に当地で2024年シーズンに向けて最初のオフィシャルテストを実施。マルク・マルケス、ヨハン・ザルコフランコ・モルビデリアレックス・リンスが新天地からテストデビュー。中量級王者ペドロ・アコスタが初めて『RC16』を試乗。全車両が来季から導入される燃料規則により、少なくても40%の非化石バイオ燃料を試す。

27日には中量級軽量級プライベートテストが当地で実施され、来季に向けて準備を開始。参加者たちは、新たに供給されるタイヤと40%非化石バイオ燃料をテスト。月曜日、火曜日とも最高気温16度、最低気温3度のドライコンディションが予報されている。

 

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