燃料の詳細な仕様とテストパラメータを規則に掲載

軽量級と中量級で適用されている最低年齢の明確化と例外の拡大を承認

国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は19日、国際ロードレーシングチーム連盟(IRTA)、モーターサイクルスポーツ製造者(MSMA)、チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツ、同連盟の代表者で構成されるグランプリコミッションが競技規則及び技術規則に関する協議、そして決定を下した事案を発表。2024年シーズンに施行されることになった。

燃料およびオイル規則

2024年の規則では、最低でも40%が非化石由来の燃料の使用が義務付けられており、2027年からは100%非化石由来の燃料に引き上げられる。

2024年の詳細な燃料仕様とテストパラメータは、燃料サプライヤーからの意見も含め、国際モーターサイクリズム連盟、 国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者、ドルナ、公式試験研究所によって合意された。

詳細な仕様とテストパラメータは規則に含まれる。

『Moto3™』の年齢制限

近年施行された最低年齢の引き上げにより、年齢制限が引き上げられる前に、グランプリのキャリアをスタートさせた一部のヤングライダーの予想されたキャリアが妨げられ、予想通りにグランプリのクラスに昇格できないライダーが存在する。

従って、『ジュニアGP™世界選手権』と『レッドブル・ルーキーズ・カップ』の両大会で総合3位以上を獲得したライダーが、数字的に総合3位以上が確定した時点から『Moto3™』に出場できるように、既存の例外が拡大されることになり、最低年齢の18歳に達していなくても出場が可能となるが、17歳以上という絶対的な最低年齢が適用される。

『Moto2™』では、『Moto2™欧州選手権』の勝者が最低年齢18歳に達していない場合でも、2024年に『Moto2™』に出場する免除が適用されるが、絶対的な最低年齢は17歳。

2022年は、16歳または17歳で『Moto3™』または『Moto2™』の前のシーズンに参戦したライダーにも例外が認められ、翌シーズンに参戦を続けることが可能だったが、2023年に、これらのクラスでレースに出走したライダーにも適用され、2024年も参戦を続けることが可能となる。

競技規則及び技術規則

 

2023年から各カテゴリーで適用されている最低年齢制限
MotoGP™: 18歳
Moto2™: 18歳
Moto3™: 18歳
Moto2™欧州選手権: 16歳
ジュニアGP™世界選手権: 16歳
レッドブル・ルーキーズ・カップ: 15歳
タレントカップ: 14歳

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