タイトル奪回を目指してラインナップ発表

ファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスがセパンでカムフラージュ柄のヤマハ機『YZR-M1』を公開

ヤマハ発動機とファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハは5日、オフィシャルテストの開催地ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでチーム発表会を実施。2日間のシェイクダウンテストに参加したファビオ・クアルタラロアレックス・リンスが2019年からタイトルスポンサーとして支援を受けるモンスターエナジーの象徴的な『モンスタークロウ(爪)』と冒険的なライフスタイルをイメージしたヤマハ機『YZR-M1』のカラーリングを公開し、新たな人員、組織を発表した。

ファビオ・クアルタラロ

「新しいシーズンの始まり。それはいつもエキサイティングだ!全員が0から始める。チームも僕も、セパンでのテスト中に可能な限り多くの仕事に取り組もうとモチベーションが高い。2024年に向けてグッドなスタートが切ることができれば、それがたとえプレシーズンのテストだとしても、後になって、大きなアドバンテージをもたらしてくれるだろう。だから、いつものように、毎日、毎セッション、毎ラップに自分たちが持っている全てを注げる。ヤマハは水面下で懸命に働いたことを知っている。あらゆる領域で自分たちの限界まで努力を続ければ、一緒に素晴らしい1年になるはずだ。上位争いがしたい。表彰台の最も高いところから、ファンのみんなに挨拶したい。」

アレックス・リンス

「バレンシアのテストとシェイクダウンテストで、ヤマハのチームと一緒に仕事に取り組んで、『YZR-M1』を初めて試したけど、チーム発表会は、まるで加入初日のような興奮を再び感じさせてくれる。バレンシアのテストで最初の良い走りができたから、そのことが嬉しいし、明日から仕事を続けられることが待ち切れない。試すことが沢山あるけど、自信がある。適応しやすいバイクのようだから、セパンでのテストで、さらにステップを踏むことができると思う。可能な限り最高のレベルでマレーシアに到着するために、フィジカルトレーニングを積んで来た。とにかく今は、もう一度走りたい。」

鷲見崇宏

「2024年シーズンの成功に向けたMS開発部の取り組みは、2023年末にスタートしました。当社にとって最大の目標は、顧客やファンの皆さまに『感動』を届けることです。言うまでもありませんが、新チームはタイトルを取り戻すことを目標とし、懸命に仕事に取り組み、ライダーたちのフィードバックを基盤にマシン改良の新しい方法を見つけ出そうと休まず努力を続けてきました。ファビオ・クアルタラロアレックス・リンス、そしてテストライダーのカル・クラッチローは、2024年仕様のマシンテストを非常に楽しみにしています。今年もまた長いシーズンになりますが、戦う準備はできています。」

 

 

タイトル奪回を目指す体制は、MS開発部長兼ヤマハ・モーター・レーシング社長の鷲見崇宏を中心に、チームプリンシパル兼ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービス、チームディレクターのマッシモ・メレガレに加え、プロジェクトリーダーに松田和宏、テクニカルディレクターにマッシモ・バルトリーニが就任。

モンスターエナジー・ヤマハは、6日から当地で開催されるオフィシャルテストに参加。ファビオ・クアルタラロアレックス・リンスが2日から始めたテストプログラムを継続する。

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