「道に迷ってしまった... 思っていた以上に問題」

ドゥカティ勢で唯一トップ8を逃した要因は?トップ3を独占した2024年型を使用する機会を諦め、チャンピオンマシンを選択したが今年初テストは総合15番手

プルタミナ・エンデューロ・VR46マルコ・ベツェッキは、プレミアクラス3年目に向け、昨年11月に6番グリッドからティソ・スプリントで7位、決勝レースで6位に進出したペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットを訪れ、今年最初のオフィシャルテストに参加。

最終戦バレンシアGP後の11月28日に開催されたオフィシャルテストで、ドゥカティ・コルセから供給されたチャンピオンマシン、2023年の最終型に初試乗し、ドゥカティ勢の最高位となる3番手に進出。

10週間後に本格的なテストを開始すると、1日目と2日目に転倒を喫したが、3日間で163ラップを周回。1分57秒台を2日目に1回、3日目に1回しか記録できず、参加者唯一最終日にタイムを更新できず、予選6番時計を上回れず、総合1番手のフランチェスコ・バグナイアから1.185秒差。2023年型でトップだった総合4番手のアレックス・マルケスからは0.926秒差の総合15番手でテストが終わった。

Marco Bezzecchi, Pertamina Enduro VR46 MotoGP™ Team, Sepang MotoGP™ Official Test
Marco Bezzecchi, Pertamina Enduro VR46 MotoGP™ Team, Sepang MotoGP™ Official Test

「全く満足できない。2日目は少し感じが良くなったけど、3日目は苦労した。多くのことを試したけど、道に迷ってしまった。ここセパンであらゆることを試したけど、バイクの上で望むような快適さが見当たらない。思っていた以上に問題を抱えている。」

「バイクには異なるエンジンが搭載され、それは基本的にトルクの違いであり、自分のライディングスタイルを適応させることに苦悶している。エンジンが違うことで、路面にパワーを伝えることができない。残念なことに、コーナーの入り口と出口で問題がある。」

「ブレーキのかけ方も違う。旧型と比べて、バイクを止めることにものすごく苦労しているし、フロントには同じような信頼感がない。思うような感触がない。これは最初のテスト。ファーストコンタクトに過ぎないから、自分の道を見つけ、改善策を見つけるつもりだ。」

「バレンシアで、これらの問題があることに気づいていた。新品タイヤを履いて、グリップ力が高まると、自信が持て、ワンラップでは高い競争力があったけど、苦悩していた。ここでは、その時以上に苦労した。路面はグリップがあり、信じられないほどだった。グリップが高いから、より速く走ろうとトライした。多くを望むのに、それ以上はできないというところに達してしまった」と低迷した原因を説明。

25歳のイタリア人ライダーは、2月19日から2日間、ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される今年2度目のオフィシャルテストに参加。チャンピオンマシンへの適応に向け、解決策を模索する。

リザルト
1日目:1分58秒605(8番手/0.654秒差/54ラップ)
2日目:1分57秒867(9番手/0.733秒差/53ラップ)
3日目:1分57秒995(17番手/1.313秒差/56ラップ)

オールタイムラップレコード:1分57秒491(2023年)
テストベストラップ:1分56秒682(2024年)

Marco Bezzecchi, Pertamina Enduro VR46 MotoGP™ Team, Sepang MotoGP™ Official Test
Marco Bezzecchi, Pertamina Enduro VR46 MotoGP™ Team, Sepang MotoGP™ Official Test
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