KTMのファクトリーチーム、レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは12日、参戦8年目となるシーズンに向け、オンラインでチーム発表会を公開。起用5年目のブラッド・ビンダーと起用2年目のジャック・ミラーが『RC16』のカラーリングを初披露した。
ブラッド・ビンダー
「総合11位、6位、6位、4位というように軌道が上昇したから、疑いなく、総合4位以上を目指そう。昨シーズンは素晴らしい時期もあれば、困難な時期もあった。ポケットの中にもっと何かがあるように感じた。毎週末競争力があり、常に表彰台あたりを争った。今シーズンは違いを作ることができる。本当に2024年が始まることは最高だ。レッドブル・KTM・ ファクトリー・レーシングに所属して10年目のシーズン。ここまでは信じられないほどに素晴らしい旅だった。僕たちは常に団結し、常に同じ目標を持っていた。常に大変上手く調和していると思う。僕は今いる場所を幸せに思う。残っているのは『MotoGP™』での仕事をやり遂げることだ。」
ジャック・ミラー
「2023年は、ライダーとして、個人としても学び、成長する1年だった。シーズン後半に向けて、バイクに本当に慣れてきたと感じ、必要なポジション争いを始めることができた。KTM、特にレース部門は、新しいアイデア、より良いアイデア、戦略など、何かを見つけたり、方向を見つけたりすると、彼らは可能な限り早く、それをトラックに投入するために全力を尽くしてくれる。そのパワー、そのモチベーション、そして企業からの支援があることは、ライダーとして素晴らしいこと。2023年は望んでいた全ての願いを達成することができなかった。2024年に向けて、全く新しい願いのリストがある。」
フランチェスコ・グイドッティ
「2023年はグッドなシーズンでした。大変満足し、我々は大きく成長しました。ライダーとバイクの改善をとても嬉しく思います。2024年に向けたアプローチは簡単です。昨シーズンから始めた成長を、さらに進めなければいけません。パフォーマンスを向上させる余地が、まだ十分にある分野がありますが、全体的にプロジェクトは大変バランスが取れていることから、やるべき時は来たと分かったときに、プッシュをしなければいけないだけです。」
「シーズンの始まり、緒戦に向かうことが待ち切れません。そこが我々の成果を発揮するところだからです。話すことを終え、行動を始めるときです。言い訳はできません。冬の間に何を言ったとしても、何をやったとしても、レースの時が来ました。」
レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは、2月19日から2日間、ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される今年2度目、プレシーズン3度目のオフィシャルテストに参加。3月8日から10日に当地で開催される開幕戦カタールGPに向けて最後の準備に取り組む。