電動二輪車のチャンピオンシップ『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』は14日、開催6年目を迎える2024年シーズンのエントリーリストを発表。9チーム、18人が欧州各地で開催される全8戦16レースに参戦する。
5代目王者として、参戦6年目を迎えるマッティア・カサデイは移籍。昨年は負傷欠場が影響して出遅れたが、毎年優勝を挙げ、上位に進出する総合7位エリック・グラナドのチームメイトとして新天地からタイトル防衛に挑戦。
タイトル奪回を目指すのは、総合2位ジョルディ・トーレスと総合3位マッテオ・フェラーリの2人。6度の表彰台を獲得した総合4位エクトル・ガルソ、初参戦で優勝を挙げた総合6位ニコラス・スピネッリと総合8位アンドレア・マントヴァーニがどこまでタイトル争いに加わるのか注目が集まる。
新規参戦
チャンピオンチームのポンス・レーシングが撤退したことから、『Moto2™』と共に、その参戦枠から参戦するのはMTヘルメット-MSI。参戦名は『Axxis-MSI(アクシス-MSI)』。
プラマック・レーシングの代替は、ドゥカティのサポートを受けて、スーパーバイク世界選手権に参戦するアルバ・イット・レーシング-ドゥカティ。参戦名は『Aruba Cloud(アルバ・クラウド)』。RNFチームの代替は、中量級に参戦するフォワード・レーシング。参戦名は『Klint Forward Factory Team(クリント・フォワード・レーシング・チーム)』。
注目は、スーパーバイク世界選手権で総合2位を3回、総合3位を2回獲得した実績があるチャズ・デイビス。スペイン選手権からオスカル・グティエレス、イタリア選手権からマッシモ・ロッコリとアルマンド・ポントーネが初参戦。『Moto2™』から転向するのはルーカス・トゥロビッチ。2020年と2021年にレギュラー参戦した経験がある。
オフィシャルテスト
開催6年目の準備として、2月21日から3日間、初開催地であり、開幕戦ポルトガル大会の舞台アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットでテストを実施する。
エントリーリスト
グレシーニ・レーシング
マッテオ・フェラーリ(2023年総合3位)
アレッシオ・フィネッロ(2023年総合16位)
ダイナボルト・インタクトGP
エクトル・ガルソ(2023年総合4位)
ルーカス・トゥロビッチ(Moto2™から転向)
テック3・Eレーシング
アレッサンドロ・ザッコーネ(2023年総合11位)
ニコラス・スピネッリ(2023年総合6位)
LCR・Eチーム
マッティア・カサデイ(2023年総合1位)
エリック・グラナド(2023年総合7位)
アクシス-MSI
ミケール・ポンス(2023年総合12位)
オスカル・グティエレス(2023年スペイン選手権)
オープンバンク・アスパル・チーム
ジョルディ・トーレス(2023年総合2位)
ケビン・ザンノーニ(2023年総合9位)
オンゲッタ・SIC58・スクアドラ・コルセ
ケビン・マンフレディ(2023年総合10位)
マッシモ・ロッコリ(2023年イタリア選手権)
アルバ・クラウド
チャズ・デイビス
アルマンド・ポントーネ(2023年イタリア選手権)
クリント・フォワード・レーシング・チーム
アンドレア・マントヴァーニ(2023年総合8位)
マリア・エレーラ(2023年総合18位)