ドゥカティ、フェルミン・アルデグエルと契約

ドゥカティ・コルセは１８日、レギュラー参戦２年目となった昨シーズンの第９戦イギリスＧＰで初優勝を挙げ、第１７戦タイＧＰから最終戦バレンシアＧＰまで４連勝を達成して、総合３位を獲得したフェルミン・アルデグエルとの間で２０２５年からの２年契約を締結したと発表。来季２０２５年プレミアクラスに昇格することになり、契約には、さらに２年延長するオプションが含まれている。

フェルミン・アルデグエル

「この機会がもらえたことがとても嬉しい。ドゥカティのおかげで、子供の頃から追い求めてきた夢が実現する。大きな飛躍を遂げて、世界最高のライダーたちと争う時が来る。それに、グリッド上のベストバイクと一緒に走る。交渉の最初から僕を信じてくれたドゥカティ、特にジジ・ダッリーニャに感謝したい。僕たちが共有してきた全てのこと、そして今年これから待ち受けていることについて、ルカ・ボスコスクロに感謝したい。家族、そして、何らかの形で、ここでの旅に貢献してくれた全ての人にも感謝したい。」

「今、将来がどうなるのか分かったから、『Moto2™』での大きな挑戦に直面している今シーズンだけに集中する時が来た。『MotoGP™』での新たな冒険に乗り出す前に、可能な限り最高の結果を目指し、胸を張ってこのカテゴリーを離れることができるよう全力を尽くそう。」

ジジ・ダリーニャ

「フェルミン・アルデグエルをドゥカティファミリーに温かく迎え入れたいと思い、彼が我々のデスモセディチＧＰに乗る姿が待ちきれません。彼は新世代の『MotoGP™』において、最も強力なライダーの１人であることから、この契約に興奮しています。 我々は彼の進化を過去数年間にわたって追跡し、昨シーズンは信じられないほどのスピードを見せました。大変若く、上手くやっていく可能性と特徴を備えており、我々は彼が成長できるようにあらゆる技術サポートを提供するつもりです。」

２００５年４月５日生まれ１８歳のスペイン人ライダーは、ヘレス・サーキット－アンヘル・ニエトで開催されたオフィシャルテストで総合１番手に進出。参戦４９戦目となった開幕戦カタールＧＰでは１０番グリッドから１６位だった。