プリマ・プラマック・レーシングのミゲール・オリベイラは、5月8日にブガッティ・サーキット内のメディカルセンターを訪れ、メディカルチェックを受けた結果、出走の許可を得たことから、週末最初のセッション、フリープラクティス1で負傷した左肩の回復を確認する。
プレミアクラス7年目に向けてヤマハに移籍。ヤマハのセカンドファクトリーチーム、プリマ・プラマック・ヤマハから参戦を開始したが、第2戦アルゼンチンGPのティソ・スプリントで他車との接触が原因で左胸鎖関節を脱臼、靭帯を損傷。第3戦アメリカズGPから3戦の欠場を強いられたが、8週間ぶりに『YZR-M1』に乗り込む。
「2ヶ月間、レースから離れていて、今週末サーキットに復帰できることがとても嬉しい。今回の復帰は、単に肉体的な復帰というだけでなく、チームの揺るぎないサポートによって可能となった厳しい回復プロセスの集大成でもあり、彼らのプロ意識、献身的な姿勢、そして僕への信頼は、僕にとって大きな力となった。彼らに感謝したい。ペースを取り戻すのは容易ではないけど、チームの支えがあれば、必ず軌道に戻れるはずだ。」
チームディレクターのジノ・ボルソイは「ミゲールの復帰を歓迎します。ようやく、復帰する準備が整いました。彼の今シーズンは、非常に異例かつ深刻な怪我により3戦を欠場するなど、非常に厳しいものでしたが、多くの意味で、彼のチャンピオンシップは、ここフランスから始まります。」
「これからの課題は、彼が身体的に適応を助け、ここ数ヶ月で進化したバイクのスピードに慣れることです。今重要なのは、プレッシャーをかけずに忍耐強く、着実に前進することです」とミゲール・オリベイラのアプローチを説明。
プレミアクラス101戦目を迎える30歳のポルトガル人ライダーは、5年前の6位が最高位、1年前に11位とリタイアしたブガッティ・サーキットで55日ぶりにヤマハ機を駆け、ステップ・バイ・ステップでスピードとリズムを掴んで行く。