ヤマハ発動機は5日、2021年からファクトリーチームで起用するファビオ・クアルタラロとの間で契約期間を2年延長することに関して合意したと発表。現行の契約では、2024年末に契約が終了となるが、今回の契約更新により、2026年末までファクトリーチームから継続参戦することが決まった。
ファビオ・クアルタラロ
「これからもヤマハブルーと一緒に冒険を続けるということを発表でき、とても嬉しい!昨年の冬からヤマハは新しいアプローチと新しいアグレッシブな考え方を持っていることを僕に証明してくれた。自信は非常に高い。僕たちは一緒に上位に戻れるだろう。6年前、彼らは僕に『MotoGP™』にステップアップするチャンスを与えてくれ、それ以来、僕たちは一緒に多くの素晴らしい成果を達成して来た。再び勝利を目指して戦い始めるには、まだ長い道のりがあるけど、僕も一生懸命に働き、きっとまた一緒に夢を実現できると信じている。」
リン・ジャービス
「ファビオ・クアルタラロがヤマハライダーであり続けることを大変嬉しく思います。彼をファクトリーチームの一員として維持することは、ヤマハの『MotoGP™』プロジェクトにとって不可欠であり、並外れた才能、努力家、そして素晴らしいチームプレーヤーであり、今後も多くの競争が待っています。」
「ヤマハ発動機、ヤマハモーターレーシング、モンスターエナジー・ヤマハは、バイク開発において、より積極的なアプローチを採用することで、彼と共に輝かしい未来を実現させるために、あらゆる努力を惜しみません。我々は既に、新しい内部管理システム、業界トップの専門知識の採用、新しい外部との技術提携、開発予算の増加、テストプログラムの強化など、様々な分野で大幅な変更を加えています。これら全ての変更は、我々が勝利の道に戻るためのプロセスをスピードアップするために設計されており、ファビオはこうした取り組みを理解したことで、今後も数年間チームに留まるという決断に自信を待ちました。」
「彼は2019年にヤマハに加入し、2021年から我々のファクトリーチームに所属しています。僅か4年という比較的短い期間で、優勝8回、表彰台21回、ワールドタイトル、そして総合2位など、多くの成功を収めてきました。2021年と2022年前半のような高い競争力レベルに戻るためには、やるべきことが沢山あることを我々は真っ先に認めましたが、彼は常に100%の努力を注ぎます。また、チームスタッフ全員と調和を図り、良い雰囲気を作ることも彼にとっては自然なことです。我々がさらなるチャンピオンシップを獲得するために一緒に挑戦する中で、チームとヤマハのあらゆる段階での彼を全面的にサポートします。」