『FIM JuniorGP™ World Championship(ジュニアGP™世界選手権)』は週末、ポルトガルのアウトードロモ・ド・エストリル、通称エストリル・サーキットでシーズン2戦目となる第2戦エストリル大会を開催。リコ・サルメラがフィンランド史上初となる優勝を挙げた。
ジュニアGP™世界選手権
ウェットレースが宣言されたが、スタート前に走行ラインが乾き始めたことから、タイヤ選択が結果を左右することになり、3列目7番グリッドからスタートしたリコ・サルメラがスリックタイヤを装着して3レース目で初優勝、2022年から2年間参戦したヨーロピアン・タレント・カップとレッドブル・ルーキーズ・カップを含めて初優勝を挙げた。
6番グリッドのマルコス・ウリアルテ(スペイン)は2.538秒差の2位。自己最高位を獲得すれば、ポールポジションのコーマック・ブキャナン(ニュージランド)は2.582秒差の3位に入り、2レース連続の表彰台を獲得。
開幕戦で2連勝を飾ったヘスス・リオス(スペイン)は26位。前戦で表彰台を獲得したアレッサンドロ・モロシ(イタリア)とアドリアン・クルセス(スペイン)は4位と7位。ダニエル・シャーリル(マレーシア)は自己最高位の5位を獲得。
日本勢は上江洲葵要(うえずあおい)が25番グリッドから24位。内海孝太郎(うちうみこうたろう)は27番グリッドから30位。小田喜阿門(おだきあもん)は公式予選1で19番手だったことから、決勝レースへの出走を逃した。
Moto2™欧州選手権
レース1はウェットコンディション。ポールポジションを獲得したマッティア・カサデイ(イタリア)が独走し初優勝を飾れば、先週末にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催された第4戦スペインGPにワイルドカード参戦した4番グリッドのホルヘ・ナバーロ(スペイン)は12.639秒差の2位。
2番グリッドの羽田太河は18.266秒差の3位に入り、2021年7月の第5戦アラゴン大会となる表彰台を獲得。
ドライコンディションとなったレース2は、転倒でバイクがトラック上に残ったことから赤旗中断となり、レース1で6位だった15番グリッドのロベルト・ガルシア(スペイン)が参戦4年目で初優勝。
マッティア・カサデイは1.850秒差の2位。5番グリッドのアルベルト・フェルナンデェス(スペイン)は参戦2年目で初表彰台となる2.391秒差の3位。羽田太河は4.763秒差の4位。
開幕戦でポールポジションから優勝を挙げたアルベルト・スーラ(イタリア)は16番グリッドから4位と転倒。ロレンソォ・フェロン(フランス)は8番グリッドから14位と11位。デビュー戦となった鳥羽海渡は、10番グリッドから13位と転倒だった。
ヨーロピアン・タレント・カップ
ウェットコンディションのレース1とドライコンディションのレース2でカルロス・カノ(スペイン)がポールポジションから連続優勝。池上聖竜(いけがみせいりゅう)はレース1で26番グリッドから15位、レース2は25番グリッドから優勝争いを繰り広げて0.238秒差の4位。ターナージーン健人は決勝レースに進出できなかった。