プレミアクラスは3日、第7戦イタリアGPの開催地アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロに延滞し、シーズンが始まってから2度目となるオフィシャルテストを実施したが、11時半ごろから雨が降り出したことから、各メーカー、各チーム、各ライダーが計画していたテストプログラムを実行できなかった。
順位はトラックコンディションに依存され、ブラッド・ビンダーが17ラップを周回してトップタイムをマーク。2番手はペドロ・アコスタ。KTM勢は4人全員が15ラップ以上を走り、ジャック・ミラーは32ラップを周回した。
最多周回はルカ・マリーニ
開幕戦カタールGPの転倒以降、パフォーマンスが上がらないルカ・マリーニは最多の40ラップを周回。より適したライディングポジションを見つけるため、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた新しい形状のタンクを検証すれば、ジョアン・ミルは24ラップ、ヨハン・ザルコと中上貴晶は各29ラップを周回した。
4週間後の次戦TTアッセンを前に、最終戦バレンシアGPの開催地サーキット・リカルド・トルモでプライベートテストを計画するヤマハの両雄、ファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスは16ラップと15ラップを周回すれば、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、マルコ・ベツェッキ、ホルヘ・マルティン、マルク・マルケスはアウトラップでピットボックスに戻り、フランチェスコ・バグナイアとエネア・バスティアニーニは走行をキャンセルした。
次回開催地はミサノ
シーズン中3度目、2024年シーズン最後となるオフィシャルテストは、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP終了後の9月9日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催。