オフィシャルウェブは、チャンピオンシップ75周年のスペシャルシーズンで繰り広げられたエキサイティングな前半戦から特に戦慄的ではらはら、どきどきした3戦を選出。サマーブレイク期間中にもう一度白熱のバトルを視聴しよう!
第3戦アメリカズGP
公式予選でオールタイムラップレコードを大幅に更新する驚愕時計を叩き出したマーベリック・ビニャーレスはティソ・スプリントで優勝を挙げたことから、決勝レースの有力候補に指名され、ポールポジションからスタートすると、1ラップ目に9番手まで後退したが、5番手に浮上した7ラップ目からホルヘ・マルティン、ペドロ・アコスタ、マルク・マルケス、フランチェスコ・バグナイアを追走。
残り8ラップでトップの座を挽回し、アプリリア所属48戦目、2021年3月の開幕戦カタールGP以来57戦ぶりに優勝、プレミアクラス10勝目を挙げ、2002年に始まった『MotoGP™』で史上初、1949年に始まったチャンピオンシップで史上5人目となる異なる3メーカー(スズキ/ヤマハ/アプリリア)のバイクを駆けて勝利を成し遂げた。
第4戦スペインGP
ティソ・スプリントの転倒で42ポイント差の総合5位に後退したフランチェスコ・バグナイアがマルク・マルケス、マルコ・ベツェッキと共にホルヘ・マルティンを追走。前日のティソ・スプリントで優勝を挙げたポイントリーダーがトップ走行中に転倒すると、第2戦ポルトガルGPでお預けとなっていたファン待望の現王者対元王者の一騎打ちが終盤に実現した。
第5戦フランスGP
1ラップ目に2番グリッドからトップに飛び出したフランチェスコ・バグナイアがポールポジションのホルヘ・マルティンとの間でコンマ数秒の緊迫なバトルを繰り広げると、13番グリッドのマルク・マルケスが猛追。2.6秒差のギャップを挽回し、ルマンのブガッティ・サーキットに集まった29.7万のファンの前で三つ巴のバトルが展開された。