国際モーターサイクリズム連盟は24日、『FIM MotoGP™ Stewards Panel(スチュワードパネル/審査委員会)』の最高責任者であるチェアマンを務めるフレディ・スペンサーが今シーズン終了時に退任し、後任としてサイモン・クラファーが就任すると発表した。
スチュワードパネル
スチュワードパネルは3人体制。国際ロードレーシングチーム連盟がチェアマン、国際モーターサイクリズム連盟が2人のメンバーを指名し、国際モーターサイクリズム連盟とドルナスポーツの代表者で構成される『Permanent Bureau(パーマネントビューロー)』によって任命が承認される。
スチュワードパネルが独立した役割を果たすために創立された2019年にチェアマンに就任したレジェンド、フレディ・スペンサーは今年で任期6年目。2人の現職、アンドレス・ソモリノスとタマラ・マトコは来年も役職を継続する予定。
フレディ・スペンサー
「スチュワードパネルの初代チェアマンを務め、現在の素晴らしい人材と手順を確立するために尽力できたことは喜ばしいことです。チェアマンに就任するよう依頼を受けたとき、スポーツに貢献したいと思いから、その役を引き受け、そして、その任期を誇りに思っています。将来の幾つかのエキサイティングなプロジェクトを楽しみにしています。チームがサイモン・クラファーと共に素晴らしい仕事をしてくれると確信しています。」
サイモン・クラファー
「この新しい挑戦を本当に楽しみにしています。この変更と任命を受け入れることは、私がとても楽しんできた役割を離れることを意味するので、軽々しく決断したわけではありませんが、解説者として7年間務めた後、何か新しいことに挑戦する準備ができています。私はライダー、テクニシャン、コーチ、ジャーナリストとしてバイクに乗っているときも乗っていないときも、この新しいポジションに取り組みます。そして何よりも、我々のスポーツへの愛と競技者への敬意を持って取り組みます。この責任を託され、この役職に指名されたことを光栄に思います。」