ヴァンテージスタイルの由来は?

プレミアクラスの11チームがチャンピオンシップ75周年を記念したバイクカラーリングを公開

後半戦緒戦となる第10戦イギリスGPは、75年前の1949年に初開催されたチャンピオンシップを祝福する75周年記念として象徴的なシルバーストン・サーキットで今週末に開催。

プレミアクラスに参戦する11チームは、レトロとモダンが融合されるエンターテインメントして、ヴァンテージスタイルのバイクカラーリングを準備。開催前日の8月1日、毎年恒例のオフィシャルチャリティ『デイ・オブ・チャンピオンズ』のピットレーンウォークで、決勝レースで使用するスペシャルカラーに施された車両を初公開。デザインはどこからインスピレーションを得たのかを紹介する。

Ducati Lenovo Team

ドゥカティが参戦1年目の2003年に投入させ、当時のラインナップ、ロリス・カピロッシとトロイ・ベイリスが使用した2003年型『Desmosedici GP3』のカラーリングを参考。

Loris Capirossi. 2003
Loris Capirossi. 2003

Prima Pramac Racing

2017年に他界するまで交流があったレジェンド、アンヘル・ニエトに敬意を捧げ、1983年に通算12度目のタイトル獲得に成功した際に使用したガレリ機のデザインを参照。

Angel Nieto, 1983
Angel Nieto, 1983

Pertamina Enduro VR46 Racing

チームオーナーであるレジェンド、バレンティーノ・ロッシが現役時代に自身のアイコンとしてヘルメットなどに使用していた『Sole(太陽)』と『Luna(月)』をデザインに採用。

Gresini Racing

チームの創設者である故ファウスト・グレシーニが軽量級でタイトルを獲得した1985年と1987年に使用した白を基調としたイタリア国旗のトリコロール(緑・白・赤)を復活。

Fausto Gresini, 1985
Fausto Gresini, 1985

Aprilia Racing

アプリリアのアンバサダーでもあるレジェンド、マックス・ビアッジが『250cc』で1994年から3連覇を達成した際に駆けたアプリリア機『RSV250』のカラーリングをリバイバル。

Max Biaggi, 1994
Max Biaggi, 1994

Trackhouse Racing

チャンピオンシップの歴史を刻んだアメリカ出身のレジェンド、ケビン・シュワンツ、ケニー・ロバーツ、ウェイン・レイニーらからインスピレーションを得たデザインを準備。

Red Bull KTM Factory Racing / Red Bull GASGAS Tech3

ロードレースプログラムの原点であり、1989年にドイツ選手権で勝利を挙げた『LC4』の白を採用。当時はKTMの企業ロゴも白と青を基調としていた。

Monster Energy Yamaha

スポーツの歴史において最も象徴的な1つであり、1970年代にヤルノ・サーリネンやジャコモ・アゴスチーニと共にヤマハの代名詞となった赤と白を基調とした独特な塗装を再現。

Jarno Saarinen, 1970
Jarno Saarinen, 1970

Repsol Honda Team

1983年の『500cc』で史上最年少王者に輝いたレジェンド、フレディ・スペンサーが使用したホンダ機『NS500』の青、白、赤を基調とした彩色を再現。

Freddie Spencer, 1983
Freddie Spencer, 1983

LCR Honda

ヨハン・ザルコ車はレジェンド、マイク・ヘイルウッドが1966年に『250cc』でチャンピオンに輝いたホンダ機のカラーリングを参考。中上貴晶車は日本とタイトルスポンサーである出光からインスピレーションを得たデザインを採用。

Mike Hailwood, 1966
Mike Hailwood, 1966
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