第11戦オーストリアGPの決勝レース(周回数28ラップ)は8月18日、現地時間14時00分からレッドブルリンク-シュピールベルクで行われ、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアが2ラップ目トップに躍り出ると安定したラップを刻んで2戦ぶり7勝目、当地で2022年から3年連続の優勝、プレミアクラスで25勝、キャリア通算35勝目を挙げ、単独のポイントリーダーに飛び出した。
気温26度、路面温度32度のドライコンディションの中、ポールポジションのホルヘ・マルティンはホールショットを決めて1ラップ目を1番手で通過したが、2ラップ目にポジションを譲って3.232秒差の2位。2戦連続8度目の表彰台を獲得すれば、7番グリッドのエネア・バスティアニーニはスタートで3番手に浮上して7.357秒差の3位に入り、2戦連続6度目の表彰台を獲得。
接触後の10人抜き
ウォームアップ走行で1番時計を刻んだ3番グリッドのマルク・マルケスは、スタート直後に8番グリッドのフランコ・モルビデリと接触したことから、2人は1コーナーでコースアウトを喫して14番手と18番に後退。マルケスは10人を抜いて13.727秒差の4位まで挽回し、モルビデリは27.746秒差の8位。
コンストラクター部門の首位ドゥカティは第4戦スペインGPから8戦連続の10勝目、8戦連続の表彰台独占、第8戦TTアッセンから5戦連続のトップ4独占。
ブラッド・ビンダー5位
12番グリッドのブラッド・ビンダーはスタートで5番手に浮上して、第2戦ポルトガルGP以来のトップ5入り。9番グリッドのマルコ・ベツェッキ、6番グリッドのマーベリック・ビニャーレスが続き、4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは9位。11番グリッドのアレックス・マルケスは10位。
今季2度目のワイルドカードとなった10番グリッドのポル・エスパルガロは11位。14番グリッドのペドロ・アコスタは13位。
22番グリッドの中上貴晶は36.310秒差の14位。15番グリッドのファビオ・クアルタラロはトラックリミットを越えたことから15ラップ目にロングラップペナルティを紹介して18位。5番グリッドのジャック・ミラーは6番手走行中の11ラップ目2コーナーで転倒を喫したが最後まで走って20位。
18番グリッドのルカ・マリーニは今季初めてリタイア。20番グリッドのラウール・フェルナンデェスもピットボックスに戻ってリタイアした。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは25ポイントを加算。総合2位ホルヘ・マルティンは0ポイント差から5ポイント差、総合3位エネア・バスティアニーニは52ポイント差から61ポイント差、総合4位マルク・マルケスは71ポイント差から83ポイント差、総合5位マーベリック・ビニャーレスは120ポイント差から136ポイント差にギャップが広がった。
アラゴンGP
シーズン12戦目は2週間後の8月30日から9月1日にモーターランド・アラゴンで開催。
RESULTS
2/2 🥇🥇@PeccoBagnaia completes his second consecutive dream double at the Red Bull Ring! 😎#AustrianGP 🇦🇹 pic.twitter.com/LMLlYFYGNr
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) August 18, 2024