ヤマハ発動機は18日、チャンピオンシップのレジェンドであり、2012年にモンスター・ヤマハ・テック3、2021年に第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPからペトロナス・ヤマハ・SRT、2022年に第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPまでウィズユー・ヤマハ・RNF・チームに所属してヤマハ機を駆けた経験があるアンドレア・ドビツィオーソとの間でテストライダーに関して合意したと発表した。
2021年からテストライダーを務めるカル・クラッチローは、6月の第7戦イタリアGP、8月の第10戦イギリスGP、9月の第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの3戦にワイルドカードとして参戦することを計画していたが、負傷していた右手の手術を受けた後、合併症が発生したことから欠場。イギリスGPではスーパーバイク世界選手権に参戦するレミー・ガードナーが代替参戦。
ヤマハはカル・クラッチローがテストライダーとして任務を遂行できず、テストプログラムを継続できないことから、数週間前にアンドレア・ドビツィオーソを招集して、ムジェロ・サーキットでプライベートテストを実施。予備的なテストとなり、今回の合意により、8月20日から2日間、2週間の第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの開催地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで計画しているプライベートテストに参加して、ヤマハ機に乗ることになった。
アンドレア・ドビツィオーソ
「カル・クラッチローがまだ良くないことを残念に思い、早く回復することを願う。そうは言っても、もう一度バイクに乗る機会を得られて嬉しく、興奮している。この機会を与えてくれたヤマハに感謝し、開発に貢献できればと思う。」