『Road to MotoGP™』のプログラム『Red Bull MotoGP™ Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』は、週末に『MotoGP™』第11戦オーストリアGPの併催として、レッドブルリンク-シュピールベルクで第5戦オーストリア大会を開催。総合2位アルバロ・カルペ(スペイン)がレース1とレース2で連続優勝を挙げた。
レース1
7人による優勝争いの末、2番グリッドのアルバロ・カルペが開幕戦スペイン大会レース2以来今季2勝目。先週末に『R&G British Talent Cup(ブリティッシュ・タレント・カップ)』にスポット参戦した6番グリッドのマルコ・モレリ(アルゼンチン)は0.024秒差の2位に入り、今季3度目の表彰台を獲得すれば、3番グリッドのマキシモ・キレス(スペイン)は0.174秒差の3位。
レース2
9人のグループ争いを繰り返され、最後に4人が抜け出した優勝争いをアルバロ・カルペが競り勝ち、2レース連続3度目の優勝。
3番グリッドのマキシモ・キレスは0.245秒差の2位に入り、2レース連続6度目の表彰台を獲得すれば、レース1で転倒を喫した4番グリッドのヴェーダ・プラタマ(インドネシア)は0.386秒差の3位に入り、出走10レース目で初めて表彰台を獲得。
レース1で0.414秒差の4位だった5番グリッドのバレンティン・ペローネ(アルゼンチン)は4番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを越えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて5位。レース1で表彰台を獲得した6番グリッドのマルコ・モレリはトラックリミットのロングラップペナルティが科せられ12位。
レース1で6位だった9番グリッドのブリアン・ウリアルテ(スペイン)は2番手走行中の最終ラップ3コーナーで転倒を喫した後、最後まで走って13位。ポールポジションのリコ・サルメラ(フィンランド)はレース1で5位、レース2で7位。17番グリッドのハキム・ダニッシュ(マレーシア)はレース1で14位、レース2で14位。
2年前に『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』でチャンピオンに輝き、1年前にマキシモ・キレス、ブリアン・ウリアルテとタイトル争いを繰り広げて総合2位を獲得したグイド・ピニ(イタリア)が負傷から復帰して、シーズン5戦目でデビューすると13番グリッドから8位と4位に進出した。
チャンピオンシップ
総合2位アルバロ・カルペは週末に50ポイントを稼ぎ、13ポイント差からポイントリーダーに浮上。ポイントリーダーのブリアン・ウリアルテは24ポイント差の総合2位に後退。
前戦の出場停止でポイントリーダーから総合4位に後退したマキシモ・キレスは30ポイント差から31ポイント差の3位に浮上。総合3位バレンティン・ペローネは23ポイント差から36ポイント差の4位に後退。
総合5位リコ・サルメラは49ポイント差から66ポイント差。総合6位ハキム・ダニッシュは57ポイント差から90ポイント差の7位。総合7位マルコ・モレリは63ポイント差から76ポイント差の6位に浮上。
残り2戦、100ポイントのタイトル争いにおいて、数字的には総合7位まで可能性が残されているが、実質的には、トップ4による対決。
シーズン6戦目
次戦アラゴン大会は『MotoGP™』第12戦アラゴンGPの併催として、2週間後の8月30日から9月1日にモーターランド・アラゴンで開催。翌週末に最終戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ大会がミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催される。